ロマニスタの熱狂とル・マンのうすら寂しさ
ローマーパルマ戦をスカパーのLIVEで見た。後半40分でファンが乱入し、グランドの選手の多くが裸にされていくのを笑いながら目撃。パンツ一枚にさせられた選手が何人も出て、いやさすがに熱狂のケタが違う。
中田はその騒ぎの直前から出場。
こういうシーンを見せられると、
日本でワールドカップ開くことにどんな意味があるのか、水をかけられた気分にさせられる。
中田がコンフェデの決勝を前にローマに発ったわけがしみじみ納得できた。

いや楽しかった。
祭りはああでなくては。な。

チャンネルを切り替えたらちょうどル・マンのゴール直前。二年連続でアウディ。しかもワンツーフィニッシュ。こんな堅実すぎる田舎臭いクルマがル・マンを走ること自体におどろかされる。F1のメルセデスといい、ドイツ車のあの野暮なクルマがレース場を走っていて何か心弾むものがあるのだろうか。テーマとして成立していないのではないか。シューマッハがどんなに勝ち進んでも、そこになんのロマンも生まれないことと同じ。
気が利いていると錯覚したやくざと売れていると勘違いした芸能人以外に、野暮なメルセデスやアウディは似合わない、ほんとうに。
セリエA、ル・マンと続けて観戦し、
スカパーやCXとテレビ朝日の媒体力の違いがよく出ているなとわかるところが少しおかしい。