ある日曜日
笠間はまだところどころに雪が残っていた。春とはいいながらここ数日の冷え込みはきつい。
インターを降りて、まず雲を撮る。
それから小林さんの窯に。
曇が多かったがほぼ光に恵まれた。
登り窯内の自然窯、ろくろを回しカタチをつくる瞬間。粘土をこねるところ。作品を自然光の下でチェックする光景。
などほぼ予定通りのイメージを撮ることができた。
昼に奥さんがうどんを全員にふるまってくれた。近くの畑で採れた葱が甘く香ばしく、冷えきったカラダに染みとおっていく。その器が気に入ったので、売り物はないというのを強引にわけてもらった。

庭には腎臓を患ったラッキーという犬がいて、この犬とは二度目だがすぐに仲よくなり、気が晴れた。

日暮れを眺めながら古河に移動。
ホテル着は7時過ぎ。
東京からの後発組と合流し、打合せを兼ねて夕食。
十年ぶりに再会した長谷川さんは変わらず。十二年ぶりの阿部鈴依さんも昔のままだった。

問題は天気予報。
明日もあさっても雪模様らしい…