少女と巨漢
ルーマニアの体操個人総合の銀と銅の二人の少女がメダルを返還。繰り上げも拒否。
金メダルをとりながらドーピングにひっかかって没収された少女は体操そのものを引退したいと話しているとか。

表彰式でふてくされたまま銀メダルを受取り、記者会見でも不満足を巨大な体つきのすべてで表現しながらも、「相手が強かったから」と言い放った巨漢男がいた。
フランスに帰国してからはじめて、抗議した山下監督と日本柔道への不満をあからさまに訴えた金メダリストの大男がいた。

プロとアマの力の差がありすぎたから負けたのであり、選手を派遣しなかったセリーグがその元凶であるという抗議が殺到していると報じられていた。泣くな松阪、君は負けていない、と見出しにあった。
なんだそれ。プロとアマの配合度合いが悪いのではなく、日本とキューバ、アメリカとはすべての面においてレベルが違っていたじゃないか。アメリカは3Aクラスだよ。

サッカーが終わってしまってからのオリンピックは、体操のGALAのファンタジーあふれる演出意外に、急速に興味が薄れていく。

それにしてもはや北風。
いっきに秋になった。