2016年01月の記事


安楽寺天満宮(改定しました)
京都の「北野天満宮」と言えば「菅原道真」を祀る天満宮として有名ですが、そこから南方へ円町方面へ行った所に「安楽寺天満宮」と言う天満宮があります。

この安楽寺天満宮が京都での最初の天満宮だと言われています。

安楽寺天満宮と言えば大宰府天満宮の旧名として知られていて、この京都の安楽寺天満宮と伝説が重なる部分もありますので、今回はややこしくなりますので大宰府天満宮の方は置いておいて京都の方の話をさせていただきます。

菅原道真と言えば藤原時平の讒言により大宰府へ左遷されてしまうのですが、その際に道真に同道して大宰府へ赴いきお世話をした人々もいました。

そして道真が大宰府で亡くなると道真の遺体は大宰府で葬られて、その地に建てられたのが大宰府の安楽寺天満宮で後に大宰府天満宮となったそうです。

さて、道真のお世話をしていた人達は、道真の遺言により道真が手彫りしたと言う木像を持って京都の地へ戻ってくるのですが、京都の北野付近へ来た時に木像を御神体としてその地に祀ったのが安楽寺天満宮の始まりだと言われています。

その後、北野の森に「北野天満宮」(北野社)が創建されると北野天満宮に吸収されるような形にになりました。

そして、北野天満宮神域の西京一条から二条の間に位置する7箇所に北野天満宮に神供を調達するための御供所が存在し、それぞれ天満宮を祀って大宰府から帰って来た人達を中心に北野天満宮神人と呼ばれるようになりました。

これらの人々は普段は農商業に従事しながら御供所に祀られた天満宮を守り、年に6回の祭事の際に北野天満宮に神供を調理して提供していたそうです。

その7か所の北野天満宮御供所は一之保から七之保まで番号が振られ、七保と総称されていました。

北野天満宮七保は、それぞれ神仏習合により境内に神宮寺を有しており、それぞれに「一保安楽寺」「二保東光寺」「三保長宝寺」「四保新長谷寺」「五保満願寺」「六保阿弥陀寺」「七保成願寺」などがあったと言います。

現在の安楽寺天満宮は、かつて北野天満宮一之保御供所があった場所だそうです。

そして一之保御供所の神宮寺・安楽寺は、安楽寺天満宮と呼ばれていました。

しかし、合戦などに巻き込まれて立ち退かなければならなくなった時に、御神体を土に埋めて隠し、目印に石を置いたのが現在境内にある「不動石」だそうです。

そして明治になり、廃仏毀釈により北野天満宮七保が廃止され、一之保御供所は御神体と供に、北野天満宮境内に遷され、一之保神社として北野天満宮の末社となりました。

ちなみに、現在の安楽寺天満宮の敷地に一之保天満宮の社も祀られています。

その後、戦後になり北野神人の子孫の方々がもともとの地に勧進して祀ろうと言う事になり、現在の場所に安楽寺天満宮として祀られる事になったのだそうです。

そういう経緯があるからか、安楽寺天満宮に祀られている菅原道真は学問の神様ではなく、原初の雷神であり御霊である天満大神(あまみつおおかみ)であります。

また、他の多くの天満宮に見られるような牛の像は、この安楽寺天満宮には見られませんでした。

他に境内には島津製作所所縁のお稲荷様なども祀られていたりしています。

このように独特の歴史と伝説を持つ安楽寺天満宮は、現在も神人の子孫の方々によって護られているようです。

なお、近くには文子天満宮のお旅所もありましたよ。

以上、私が調べた範囲で書き込みましたが、不明な点や判り難い部分もあり、もしも間違っている部分がありましたら、申し訳ございません。
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翔んで埼玉
魔夜峰央さんの「翔んで埼玉」を読みました。

魔夜さんと言えばパタリロで有名ですよね、私もコミック買って読んでた事もありましたよ。

このコミックは埼玉や茨木をネタにしているのですがジョークとは言えネタにしてますしね。

昔に出たコミックを埼玉をメインにして再編集した本だそうですが、ジョークとはいえ過激な表現もありますし、中には不快に思って怒る人もいるかもですね。
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だるま寺
今日もかなりの寒さですね、風が冷たそうです。

交通機関の乱れや大雪や凍結に気をつけてがんばりましょう。

昨日の三回忌の時に菩提寺の近くにある「だるま寺」へもお参りに行ってました。

甥っ子が医療の資格試験があるそうで合格祈願してきましたよ。

無事に合格しますように。
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三回忌
寒いですね。

今日は父親の三回忌の法事で、京都の円町にあるお寺まで行きますが寒いので喪服やめて黒いセーターにしたいと思います。

墓地も行くので雪は降らないでほしいですわ。

皆さんも風邪引きに気をつけてくださいね。
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東福寺
寒いですね、皆さんお元気でしょうか。

今日は、先日に続いて「京の冬の旅」の非公開文化財の特別公開に行ってきました。

特に今日は東福寺での非公開文化財の特別公開に的を絞って行きました。

東福寺でも「三門」と「即宗院」が普段は非公開なのが特別公開されています。

伏見稲荷からのんびり歩いて東福寺へ行き、特別公開は10時からで時間があるので、先に東福寺の方丈を拝観しました。

東福寺の方丈もいくつか庭園がありますが、やはり北庭の苔の市松模様のお庭が面白くて良いですね。


さて、方丈庭園で時間をつぶしてから、いよいよ非公開寺院の「即宗院」に向かいました。

即宗院は、平安時代に関白の藤原忠道が立てた山荘の「月輪殿」跡に建てられた寺院で島津家と縁の深い寺院で、西郷隆盛とも所縁のあるお寺です。

いろいろと所縁の史跡や寺宝とかも残されています。

西郷隆盛や島津ファンには興味深いでしょうが、新撰組や会津贔屓の私にはそこそこでした。


続いて三門の特別公開に向かいました。

山門の上に上がれて中を見れるのは特別公開でしかないですしね、時々行われてるそうですが私は今回が初めてでした。

東福寺の三門は禅宗では現存最古・最大の物だそうで東福寺の伽藍面を象徴する三門ですね。

上へ上がる階段は狭くて急なので怖いですが、中には宝冠釈迦如来像を中心に十六羅漢像が並んでおり、壮観な眺めでした。

三門の上からの景色も見晴らしがよくて良かったですよ。

三門の特別拝観は少し混んでましたが、それ以外は人も少なくてゆっくり見て周れて楽しかったです。
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寒いですね
急に寒さが厳しくなりましたね。

各地で大雪で被害が出ている所もあるようで、皆様のところは大丈夫でしょうか。

強風もありますし、雪の被害や路面の凍結によるスリップ等にも気をつけてくださいね。

また風邪やインフルエンザなどの病気や体調不良にも気をつけてお元気でお過ごしくださいませ。
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相国寺
今日はかなり寒いですね、風が冷たかったです。

今日も、昨日に続いて「京の冬の旅」の非公開文化財の特別公開に行ってきました。

今日は、相国寺の塔頭を廻って見ました。

相国寺の塔頭は、あまり公開されている所は少ないのですが、今回の冬の旅では「法堂と方丈」「養源院」(冬の旅初公開)「長得院」(冬の旅初公開)の三つが特別公開されています。

法堂と方丈は、普段の特別公開で拝観した事があるので、今日は長得院と養源院の初公開を拝観することにしました。

始めに「長得院」へ向かいました。

長得院は、これまで非公開で拝観もされてない塔頭で、拝観できるのは今回が初めて楽しみでした。

方丈に入ってすぐの板戸絵も良かったですが、襖絵で「山水図」「水辺虎図」「波涛鷲図」「花鳥図」など素晴らしかったです。


続いて、やはり初公開の「養源院」へ向かいました。

養源院は幕末の戊辰戦争では薩摩藩の野戦病院になり、イギリス人医師により日本で始めてクロロホルム麻酔を使った外科手術が行われた場所だそうです。

本尊は薬師如来像と「毘沙門天像(多聞天像)」で、毘沙門天像は鎌倉時代の慶派仏師の作と言われ、なかなか迫力があり魅力的な仏像でした。

書院やお庭もなかなか良かったです。


ついでに、今回の公開寺院ではないですが塔頭の「大光明寺」へも御朱印をいただきにおじゃましました。

大光明寺は御朱印をいただく時に少しお庭を拝見しましたが、なかなか素敵なお庭でしたよ。


今日は三連休の中日の日曜と言う事もあって、相国寺での特別拝観にも多くの人が訪れていました。

また、時間があれば他の冬の旅の特別拝観に周って見たいです。
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京の冬の旅
調整に出してたパソコンも無事に戻って、ハードディスクにも空き容量ができたのは良かったですが、いろいろと変わってしまった所もあり、少し調整が必要になっています。

それはさておき、京都では今年も「京の冬の旅」の非公開文化財の特別公開が始まりました。

今回が50回記念だそうで、1月8日(金)~3月18日(金)の予定で行われます。

https://www.kyokanko.or.jp/huyu2015/huyutabi15_01.html

ただし、寺院の都合で拝観できない日や時間の変更もありますから、気をつけて確認くださいね。


私もさっそく、妙心寺の塔頭の非公開寺院の特別公開へ行ってきました。

今回、妙心寺の塔頭では「玉鳳院」「霊雲院」(冬の旅39年ぶり公開)「天球院」(冬の旅12年ぶり公開)3寺院が特別公開になっています。

妙心寺に着いて特別公開は10時からなので、それまでは妙心寺の法堂と明智風呂を拝観して時間をつぶしました。

そしていよいよ特別拝観に向かい、始めは「玉鳳院」へ向かいました。

玉鳳院は、花園法皇が妙心寺の中に建てた最古の塔頭寺院で、狩野派の図画もあるのですが、枯山水の庭園がなかなか面白かったです(写真は総て撮影禁止)。


続いて、冬の旅で39年っぶりの公開となる「霊雲院」の拝観へ向かいました。

この霊雲院は、本堂や書院内の襖絵や掛け軸とか素晴らしい物が多く、興味深かったです。


最後は、前から興味を持って、特別拝観を待ち焦がれていた「天球院」です。

この天球院も方丈の障壁画や襖絵に面白い物が多くて、素晴らしさにしばし見惚れてしまいました。


今日は、妙心寺内の拝観だけで終えて帰ってきましたが、他の非公開文化財特別公開も3月までやっているので、ぼちぼち見て廻りたいと思いますし、またそういう機会でないと御朱印もいただけないので、集めて廻りたいと思います。
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桜ほうさら
宮部みゆきさんの「桜ほうさら」を読みました。

父の汚名をそそぐ為に密命を受けて江戸に出てきた古橋笙之介は、貧乏長屋に暮らす内にいろいろな人と出逢い人情に包まれて助けられながら、いろんな出来事に向かっていくのだった。

江戸を舞台にしたお話ですが「書」や「文」がテーマになっている人情時代劇です。

宮部さんらしく、切なく辛い話もありますが、いつも作者の優しさや暖かさを感じる作品で、お勧めの作品です。
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新日吉神宮
新年あけましておめでとうございます。

今日は暗いうちから、あちこちと初詣に行って来ました。

昨年は喪中だったので行けなかったですからね、毎年行ってた「岩清水八幡宮」は破魔矢を還さないといけないので、空いてる大晦日のうちにお参りに行ってました。

それで元日の今日は京阪電車で、まず伏見にある「金礼宮」(きんさつみや)へお参りして、向かいの「大国寺」へもお参りしました。

そこから京阪電車で七条へ移動し、「豊国神社」へお参りして来ました。

そこからが、今年のメインと言うか申年にちなんで、七条の京都女子大の近くにある「新日吉神宮」(いまひえじんぐう)へお参りに行きました。

新日吉神宮は日吉神宮を京都に勧進した神社で、猿に所縁がある為に、本殿前には左右に狛猿が置かれています。

また、本殿上部には隠れるように御幣と神鈴を持った猿の木像が彫られていますが正面からは見えずに横から望遠鏡とかでないと見えないです。

これらの猿は真猿(まさる)と呼ばれ「魔が去る」として厄除けに御利益があり、猿はえんで円や縁に通じるとも言われています。

普段は静かな神社ですが、申年の神社と言う事で取上げられる事も多いようで、参拝者も多かったです。

いつもは実家に帰るのですが、今年が妹夫婦が元日は都合が悪いと言うので昨日の大晦日のうちに実家に集まって、弟のことや母のこと、それに三回忌の打ち合わせとか済ませておきました。

今年はお正月が土日に重なるのでお休みが少なくて残念ですね。

皆様は、素敵なお正月をお過ごしくださいね。
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謹賀新年
新年あけましておめでとうございます。

旧年中はいろいろとありがとうございました。

本年もかわりませずよろしくお願いいたします。

皆様の御健康と御多幸をお祈りしております。

素敵なお正月をお過ごしくださいね。
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