2016 07/11 19:11
Category : 日記
松林から蝉の鳴き声が心なしか聞こえる、
未だ梅雨明けもしないうちに小暑。
太陽が燦々と照り付ける海は青々と美しい。
一昨日の涼しさとはうって変わり蒸し暑い。
1分も歩けば夏の海がきらきら光り輝き、
そのすぐ傍にリフォームしているアパートが有る。
暇を見て海辺を歩いてもざざざーっと、
静かな波音を人の声が消してしまう。
この頃思う、産まれ変わりたいと。
何かあると直ぐにくじけてしまう。
何かあると夜も眠れぬほど悩んでしまう。
笑うことを忘れてしまった私。
知らぬ間に弱い人間になってしまい、
しっかりしなければ!自分を叱り続ける日々。
そんな時、アパートのリフォームが始まり
壁紙を貼ったりする主人の仕事を少し手伝う。
主にお掃除や片づけをする事が多い。
その仕事と家事をしている間は集中する為
何も考えずに汗を流し、ぐっすり眠ってしまう。
町内に早くもノウゼンカズラが咲き始めて、気根を出し、
樹木や壁などの他物に付着して蔓(つる)を伸ばす。
花の少ない夏に鮮やかなオレンジ色のノーゼンカズラ。
昨年より早く咲いたのかしら。
そっと近寄れば折れてしまいそうな細い蔓、
日光をいっぱい浴びた蔓は高く伸びていく。
土砂降りの雨にも強風にも折れることなく、
ノーゼンカズラは芯の強い花だと思う。
私の性格は悪い点ばかり多くて良い点が少なく、
自分に嫌悪感を持ち、疲れてしまった。
蝉の声をはっきりと聴けば短い命を精一杯に生き、
その光景を見れば私も精一杯に生きなければと
蝉に教えて貰う。
我が家に帰宅すれば数匹の蝉が倒れていたので驚く。
蝉は3週間から1ヶ月位生きられると言う人も居る。
いままで蝉の命は1週間だと思っていたのは、
間違いだったのだろうか。
夏の夕方に土から出て木に登り脱皮して成虫になる。
蝉の命は1週間と思っていた反面、どうも腑に落ちない。
今頃から8月のお盆まで鳴き声が聞こえていた。
蝉が鳴かぬようになると、もうすぐ秋が近い事を知る。
どちらが本当かは私には解らなくなってきた。
人の心も見極める事が出来ない愚かな私である。