2016年07月の記事


蝉しぐれ




暦の上での季節は早く22日は一年で一番暑い大暑に、
二週間後の8月7日は秋が始まるという立秋。

結婚式から帰宅して初めて桜並木を散歩すれば、
蝉の合唱、蜻蛉は踊り、蝶々もひらひら飛んでいた。

蝉や蜻蛉は命が儚くて哀れさを思えば
一抹の寂しさを感じる。

人間だって若き頃を過ぎれば老いてゆき
思い切った事や冒険も出来なくなる。

悔いのない人生を送りたいから、
私は自分が満たされるよう努力をする。

台所の食事作りで暑くても愚痴は言わずに
今日も暑いわね!位は言っても笑みがこぼれる。

主人が彼女とデートして帰宅しても、
その位の元気がなければ!と彼をからかう。

胃腸が弱い彼が大病をしない様に気遣いをしても、
口を出せば怒るので黙ってみている。

朝から晩まで「クーラーを付けるな!」とか、
食事の際に「味が良くない。」等と口うるさい。

この人はこういう人なんだと諦めているから、
何も口答えはしない。

私は表玄関に出て快い夕風にあたり汗を流す。
青い血潮紅葉が一片二片濃ピンクに染まり綺麗で見とれる。

小雨がぽつぽつ落ちて少し涼しさを感じ、
暗くなってもじーじー蝉が鳴いている。

蝉は相手を呼んでいるのか泣き止むこともなく、
一緒懸命に恋をしている。

親になった蝉は一週間か10日の命、
限られた命の中で生命を残すという仕事をしている。
だから、あれほど激しく鳴くのでしょう。

8月、9月は気温も高くなるとの予報、
体力を付けておかなければ元気に夏を乗り切れない。
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梅雨明け
蝉しぐれの今朝、可燃ごみを表どうりに出す。
陽光が眩しくて我が家に急ぎ足で戻った。

6月4日梅雨入りし7月11日に梅雨明けした東海地方。
今年の梅雨は雨が少なく晴れて暑い日が多かった。

一級河川の富士川や安倍川も川底から土や草が見え、
僅かに水が流れる程度で雨の少なさを物語っていた。

梅雨明けの前日は次女が横浜で結婚式を挙げた日であり、
幸福になってね!次女は喜んでいた。

長女は2才の子と生後4か月の乳児を連れて式に出席し、
主人が長女に子供の躾けを話ていたのが聞こえた。

血の繋がりのある父娘の光景を見て羨ましい。
ひと言話すにも気遣いしてうまく言葉が出ない私。

主人と二人の娘さんに家に来て下さいと言われ、
2年間、考えた末この家に嫁ぎ15年以上が経った。

一生、○○ちゃんとか○○さんと呼ばれても気にせず、
お互いに思いやる気持ちが有れば良いと思う。

これからも二人で暮らしていく彼との生活の方が
疲れ、何度も離婚を考えた。

離婚するのは何時でも出来るがその後帰る実家も無く、
体調も未だ完全に戻っていない。

あれこれしている間に月日は駆け足で過ぎていく。
明日から戻り梅雨になるらしい。

住めば都で田舎に住めば横浜の賑やかさに疲れ、
東京に居た頃は田舎は静寂過ぎて嫌だった。

クーラーは寒いから消してくれ!
クーラーを付けられない為、暑さでぼーっとする。

これからは夏真っ盛り、どうして過ごそうかしら。
夏の暑さと上手に付き合っていくしかない。

目的と希望を持てば猛暑の夏も乗り越えられる。
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蝉の声が聞こえる



松林から蝉の鳴き声が心なしか聞こえる、
未だ梅雨明けもしないうちに小暑。

太陽が燦々と照り付ける海は青々と美しい。
一昨日の涼しさとはうって変わり蒸し暑い。

1分も歩けば夏の海がきらきら光り輝き、
そのすぐ傍にリフォームしているアパートが有る。

暇を見て海辺を歩いてもざざざーっと、
静かな波音を人の声が消してしまう。

この頃思う、産まれ変わりたいと。
何かあると直ぐにくじけてしまう。

何かあると夜も眠れぬほど悩んでしまう。
笑うことを忘れてしまった私。

知らぬ間に弱い人間になってしまい、
しっかりしなければ!自分を叱り続ける日々。

そんな時、アパートのリフォームが始まり
壁紙を貼ったりする主人の仕事を少し手伝う。

主にお掃除や片づけをする事が多い。
その仕事と家事をしている間は集中する為
何も考えずに汗を流し、ぐっすり眠ってしまう。

町内に早くもノウゼンカズラが咲き始めて、気根を出し、
樹木や壁などの他物に付着して蔓(つる)を伸ばす。

花の少ない夏に鮮やかなオレンジ色のノーゼンカズラ。
昨年より早く咲いたのかしら。

そっと近寄れば折れてしまいそうな細い蔓、
日光をいっぱい浴びた蔓は高く伸びていく。

土砂降りの雨にも強風にも折れることなく、
ノーゼンカズラは芯の強い花だと思う。

私の性格は悪い点ばかり多くて良い点が少なく、
自分に嫌悪感を持ち、疲れてしまった。

蝉の声をはっきりと聴けば短い命を精一杯に生き、
その光景を見れば私も精一杯に生きなければと
蝉に教えて貰う。

我が家に帰宅すれば数匹の蝉が倒れていたので驚く。
蝉は3週間から1ヶ月位生きられると言う人も居る。

いままで蝉の命は1週間だと思っていたのは、
間違いだったのだろうか。

夏の夕方に土から出て木に登り脱皮して成虫になる。
蝉の命は1週間と思っていた反面、どうも腑に落ちない。

今頃から8月のお盆まで鳴き声が聞こえていた。
蝉が鳴かぬようになると、もうすぐ秋が近い事を知る。

どちらが本当かは私には解らなくなってきた。
人の心も見極める事が出来ない愚かな私である。
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文月の独り言
お中元を贈る時期が来る度、夏なんだわ!と思う。
昨年の頂き物は、西瓜一軒、素麺が多かった。

親戚と頂き物をしたお宅だけは何を送ろうか、
相手に寄って喜ぶ物を送っている。

私は生活費を主人に頂いている身故、
あれもこれもと買う訳にはいかない。

そう言いながらも2年前に主人に中古車を
買ってあげたら安い車を選び乗っている。

主婦になったら時間制限はなく人に使われず、
その分、気楽でもするべき事は沢山ある。

月給を頂かない分シャツが少し切れても自分で縫い直し、
再び来てお掃除用シャツは10年も着ている。

2月に結婚式を挙げる予定だった次女の為に、
細かい主人が私にドレスを購入したが、7月に変更になり、
「そのドレスを着ればいい。」と彼は言う。

冬用と夏用では余りにも暑すぎるので
留袖にしたくても彼に悪いのでドレスを着るつもり。

その前に病院で検査が1回有り、整形にも一度は検査に行き、
腰痛体操、ストレッチ等をしたいと思っている。

久しぶりに晴れて足を延ばし畦道散歩をして来た。
鴨達が水面をすいすい泳いでいた光景は可愛い。

私が近づくと一斉に遠ざかって行き、
私の姿が見えなくなればこちらに向かってくる。

苗を踏んで歩いたり水田に害を与えないのかしら。
でも鴨達が水辺にやって来れば自然の美しさは心が和む。

夏なのに何故、蝉も鳴かぬうちに蜻蛉が飛んでいたのか、
不思議に思っていたら近所の奥様に出会う。

私は帽子も被らず、15分位言葉を交わし、
会釈をしてその場を去って来た。

またアパートのリフォームが始まり、
朝や夕方の涼しい頃に少しだけ手伝う。

猛暑の夏がくれば、宮沢賢治の詩、
雨にも負けずの一節、夏の暑さにも負けない
丈夫な体を作ろう、中々そういう訳にもいかない。

それでも、夏の暑さに負けないように体力をつける為、
早足で散歩したり、歩く機械を踏み体操もしている。

暑い真夏日でも朝夕は風があって少し凌ぎやすい。
今夜も海風がすうすう吹いて心地いい。
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