2015 11/12 19:28
Category : 日記

ここは沖縄の大きな港のひとつ泊港。
船が出入りする場所だけでも4か所。
沖縄本島から慶良間諸島をはじめとする
離島へ渡る海の玄関口。
離島で暮らす島民にとって重要な交通施設であり、
観光客も多く港湾内は多くの船が行き交い、
島旅へと誘う。
釣り人達が船がくるから帰るぞ!
数人が急いでばらばらに散って行く。
船が入港した後、しばらく西の空が茜色に染まり、
人もまばらな港に灯りが点る。
南国の港には鴎が飛ぶ光景もない。
波の音だけが聞こえる夕焼けの港。
この町に一ヶ月だけ住んで居た私達。
懐かしくてあの頃の思い出が過る。
海風の音が聞こえ、
海の色は夕暮れ時で薄暗くて見えず、
潮の匂いだけが残っていた。
込み合う食堂が一軒あって
夜は二人で食事に何度か行った。
飾りっ気のない船員さんやお店の人達、
そこには何時も笑顔があった。
彼が釣りでお世話になっている泊港、
今日迄でしばらく行けないと思う。
多分、彼は用事で近い内に静岡に行くの。
1ヶ月も経てば大好きな釣りにまた来るわ。
それまで、さよなら泊港。
アパートに帰ればベランダの片隅がぱっと明るい。
オフホワイトのハイビスカスが光って見えた。
一輪だけ咲いた花びらに涙がぼろぼろ落ちた。