2015 06/29 21:51
Category : 日記
日曜日の朝、寝坊をして6時半起床。
階段を下りて来れば居間は静寂な空気が漂う。
何かおかしいと彼の愛用品を見れば何もなく、
ほんのりコーヒーの香りが残っていた。
主人の数えきれない程の無断旅行なら驚かない。
PCを開けながら家事を済ませ、午後から外出をした。
何かあったら家に電話してねと姉のような友達、
近所の人は有り難いと思う。
小心者で気が小さい私はいつも友達に甘えてしまい、
昨夜は午前2時に眠り5時半に起床で寝不足。
今朝6時にプラ包装容器をごみ置き場に出した頃、
近くの山々はぼーっとブルーグレーに霞んでいた。
晴れゝば富士山は空よりも色濃く美しく見えるのに、
午前中は曇りで昼下がりから晴れてきた。
彼が家を出てから何時も3時間位で帰宅日だけメールで教える。
そんな時、嬉しさなど全くない。
不器用にしか生きられない私にとって彼が居れば
女性にできない力仕事などをしてくれるので助かる。
そうはいっても彼に早く帰って貰いたいなんて思わない。
別居結婚して娘さん達が独立して2年以上後に同居した。
同居した頃には愛人が数人いた事を初めて知り、
怒れば虐待を受け、彼の親友宅に逃げた夜もあった。
彼の親友宅迄行くのは町内でも離れていて
雨でぬかるんだ道を1時間かけて歩いた。
あの頃に比べれば年のせいか色々な事をしてくれるが、
私は、心のなかで彼を許してはいない。
男性という者はずるくて信じられない。
結婚前はお洒落もしていたので、可愛いね!
私に一目ぼれした事もあったが、今の私は形振り構わない。
外出のない日は化粧水だけでお化粧もせず、
ジーパン履いて男の子みたいな格好になってしまった。
彼は妹のように様々な事を教えてくれるが、
大きな声で怒鳴るので疲れてしまう。
遊び好きな人を選んだ自分を悔やんでも、
彼の押しの一手に負けてしまったのだから。
こんな私でも彼が帰宅すれば「お帰りなさい。」
笑顔で迎えてお風呂や食事など精一杯のことをする。
今迄ずっと彼が勝手な無断旅行が出来たのは、
私が、親戚にも言わず黙って耐えてきたから。
原点に戻って話しあっても変人には判らない。
才色兼備の亡き奥様も
同じ事をされて悩んだと聞いている。
誰と結婚しても彼は同じ事をするでしょう。
私も態度の悪い点があるので直す様に努力はしている。
何時かは晴れる日が来るのだろうか。
傘持たず 雨にあひたる 散歩道 河鹿鳴く夜は 遠き日のことsakura