2015年02月の記事


春浅し



先週は晴れの日が多く、春めいた風がすうすう吹いていた。
南国の冬は終わり、早くも春がやってくる。

晴れれば日差しが強く、雨や曇りは湿気が多い。
明け方雨が降っていたのに急に太陽が顔をだし、

如月でも日傘をさす人、日焼けしている人、
この頃は春の兆しを感じる。

二十四節気の第2、雨水に入り雪が雨になり、
氷が溶けて水になる。

枯れていた土が潤いを取り戻し、その水が山の土も柔らかくし、
川へと流れ、広い海へ辿りつく。

まだ寒い風が吹いても雲も雪より雨を降らせ、
積もった雪も解けるようになる頃、それが雨水。

四季の中で春を待つ頃が一番楽しいのではと思う。
紅梅は咲き乱れ、これから桜が咲くのを待つと言う時期。

春がきた、夏がきたと言っているまに人は年を重ね、
この前○○だったのに、もう○○になってしまった。

60代半ばの主人も年のせいか夜の習い事に行かなくなり、
年をとったと思えば一抹の寂しさを感じる。

身体はまめでスポーツ好きでも夜のトイレに2~3回起き、
糖尿のせいか喉の渇きで何倍も飲み物を飲んでいる。

今朝も雨のなかを自転車でゲートボールに行ったが
中止と帰宅し、午後からは釣りに出かけた。

週に三日は釣ったお魚をお刺身や煮魚焼き魚に食し、
足りないお惣菜を私が作って外食をした事がない。

静岡~沖縄を行ったり来たりしても地味な生活をして、
外食に行きたいけれどお互いの行きたいお店が違う。

今日も春のような雨がしとしと降るなかを歩きながら、
いっそのこと、一生沖縄で暮らそうかとふと思う。

如月の 野道うらうら 日に映えて ハイビスカスも 春告げており sakura1205
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さようなら冬桜



青空の下でひらひら緋寒桜の花びらが舞う。
風の吹き方が弱く勢いよく散れなくて、

ふわふわ宙に浮いては徐々に地上に落ちていく。
皆に愛された冬桜も散ってしまえば誰も見向きもしない。

あとから瑞々しい若葉が残っていただけ。
あっという間に咲いて散りゆく冬桜の命は儚い。

15日の桜祭りで家族ずれでお酒を飲みながら、
笑い声が私の耳に今でも聞こえてくる。

本土のソメイヨシノの豪快さはないけれど、
桜を見ながらのんびり楽しむ気持ちは同じ。

冬桜は散る頃には白く色あせていく、
冬桜ももっと長く咲いていたかったでしょう。

人も何十年生きようと何時かは散る時がくるから、
人を愛し、人に愛され、楽しく生きたいけれど、
それが思うようにいかない。

人には相性があり性格の合う人合わない人が居て、
合わない人はどんなに仲良くしたいと思えども嫌われてしまう。

今でもいい年をして心が傷つけば泣いている。
泣けば体力も免疫力も落ちるのに。

ストレスを溜めない為には一喜一憂してはいけない。
自分を見つめ直し自分に主軸をおく。

心が疲れ切って鈍底に落ちる前に
とにかく、やってみよう。

冬桜も人々に分け隔てなく心を和ませてくれた。
私は、冬桜ほど立派な人間ではなく、

むしろ、愚かな一人の主婦だと思う。
人に好かれなくてもいい、心が疲れるから。

それでも、朝起床して太陽の日差しをいっぱいに受ければ
明るくなりやる気も出てくる。
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南国の二月
二月は1日も快晴の日がなく来る日も来る日も曇り時々雨、
本土は、8日~9日は今季一番の寒気がやってきたとのこと。

9日は南国でも10度で雨ふり、
暖房は何もなく重ね着をする程の肌寒さだった。

所が10日になればこの月初めての青空になり、
家事を済ませて大型店に行き台所用品等の買物に出かけた。

主人は可なり遠い市まで電動自転車でパークゴルフ大会に
出席する為、午前9時に外出をし午後4時半頃に帰宅した。

私は瀬戸物や台所用品を購入しても、
自分の着る洋服は1枚も買えない貧乏性である。

二人とも何時も別行動で一緒に買物をする事は滅多にない。
安い食品ばかり買う彼と高くても新鮮で美味しい食材を買う私。

私は食材に金銭を使い、遣り繰りをしている彼は無駄遣いはしない。
A型で几帳面でお水が一滴でも落ちて居れば怒る。

大雑把な私とはすることなすこと正反対でも、
お互いの鞄の中身を見たり机上の物に触れた事はない。

別行動で連絡もしない為に今日も同じ食材を買ってしまい、
激怒する彼に何も言えず、ぼろぼろ涙を流すばかりの私である。

涙は見せないようにベランダに出て外の風景を見ていると、
珍しく鱗雲がいっぱい浮かんでいた。

大粒の涙の鱗雲、その周りに淡い水色の空、
北の空に小鳥達が住処へ急いで飛んでいく。

我が家の川沿いには満開の菜の花が人の心に明るい春の兆しを思わせ、
紅梅の梅の香が漂い春を待ち焦がれる人を喜ばせる。

南国も様々な市町村で緋寒桜祭りで賑わい、
今日は8部咲きとのこと。

師走から如月上旬迄は曇りや雨が多かったのに、
晴れ間が続くという事は南国の春は近いかも知れない。

街はバレンタインデーチョコが並んでいたが、
14日に祝っていたキリスト教の元聖名祝日。

現在は世界各地で男女の愛の誓いの日に意味を変え、
継続して祝われている。私はチョコに全く興味がない。
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梅見月



2月になり節分が終わり二十四節気の第一の立春に昨日入った。
立春は暦の上では春となり春のはじめである。

大寒の頃は立春は少し遠いと思いつつ待ち焦がれていた。
南国は暖房が無くて寒いわと言う間にもう梅見月。

昨日は尊敬する先生にお会いする為にタクシーに乗ったものの、
運転手さんが同じような道を走るばかりで判らなくて戻って来た。

私も○○郡という地名は初めてで思ったよりも遠く、
あの町は番地が書いてない家が多く余計に遠回りをしてしまった。

目的地に行けなくても料金だけはしっかり受け取り腹が立つ。
その足で那覇市の公園に止めて頂き、桜の開花状況を見たかった。

沖縄も風は冷たく咲き始めた緋寒桜にメジロが止まる光景を
見知らぬ男性が写真に収めていた。

そこを私が通った時、「沖縄の方ですか?」
50代位のその男性が声をかけてきたので「いいえ」答える。

早く帰ろうとすると、その人は再び笑顔で話しかけてくる。
「寒い北から咲くのは不思議ですね。」問われたが、
忙しいからとその場を去り、住まいに向かって歩いた。

本土から来た観光客も一足早く緋寒桜を見物に来ている方も居る。
沖縄はずっと曇り時々雨等の日が多く快晴の日はない。

本土の厳しい寒さの影響か冬桜が開花するのも遅く、
昨年は1月下旬で満開に咲いていた。

桜木に ピンクの花は 咲き匂ひ 道ゆく人の 心を満たす。
確か、習いもしないいい加減な短歌を書いたと思う。

日本の中では沖縄だけが熱帯と温帯の中間にあって
緯度が25度から30度の気候の帯につつまれている、
沖縄の気候はこの亜熱帯気候と呼ばれている。

沖縄は秋に種をまき冬に成長させ、春から夏に収穫期を
むかえる。日本本土では春に種をまく。

沖縄の特産物は、昔から沖縄の気候を知り尽くした
農民の作りあげた知恵の産物だと思う。
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