2014 08/06 22:46
Category : 日記
昨日、曇り空の隙間から太陽が顔を出しても直ぐに曇る。
自転車を飛ばして海の光景をと思ったが台風の前で辞めておく。
曇りから急に強い日差しに変わり、余りにも暑すぎた。
34度の炎天下をわざわざ海へ自転車で行くことはない。
自転車で8分位で海が見えても台風の影響か人も疎らで、
波音だけが聞こえる海なんて寂しすぎる。
アパートを退室した方の部屋から運んだ荷物の片づけを
手伝いしても、強風が汗を流してくれた。
今日は、主人にお願いして車で海沿いを通って貰ったが、
人影も少なくうねりを伴った波の音だけが聞こえた。
もうすぐお盆がきても実家もなければ家族も居ない私と
同じように孤独な海に見えた。
私の人生を変えてしまった亡き両親を恨んではいない。
しかし、あの時がなければ私は自分で人生を選べたはず。
あの日、私が電車、地下鉄、バスに乗り換えて
○○家を訪問した時には、日がとっぷりと暮れていた。
広いお屋敷にお邪魔する勇気もなく、
嫌々ながら来た為か普通に来ればもっと早く着いたはず。
私が訪れた家は下町では高級住宅地が並ぶ大家族の暮らす家で、
門前まで来ても中々呼び鈴を押す事をためらって居た。
家の中には曾祖父母、祖父母、兄夫婦、二男、お手伝いさん達の住む
大家族だったから恥ずかしくてとても敷居が高かった。
その庭の後ろには社員寮が有り数十人か住んで居た。
聞いたお話では全員男性とのこと。
私が思い切って玄関の呼び鈴を押すと祖母らしい方が出迎え、
笑顔で部屋を案内して頂いた。
あの資産家の家で過酷な運命が待っていようとは予想していたものの、
この時両親に捨てられた事を痛感する。(23才春の事より)
あの事がなければ私は、普通の23才の女性として
平凡な生活ができたかも知れない。
昨日も今日も、晴れて蒸し暑い。
暦を見れば明日は立秋と記載され、日々の速さに驚くばかり。
嫌な事が有っても人は生きるために今を精一杯頑張るだけ。
山百合よ 何故に離れて 咲きにけり sakura.