2014 07/29 21:53
Category : 日記
この頃は毎日のようにセミがじいじい鳴いて、
暑さを倍増させる感じがしても、真夏なんだわ!
蝉が鳴かなければ夏がきたとは思えない。
蝉は7年間も土の中で暮らし、
地上に出たら精一杯に全力で鳴き、
1週間でその生涯が終わるという。
地上で太く短く生きる為か凄まじい鳴き方をして
私達に何かを訴えているみたい。
もしかして7日の短い一生でも蝉からみれば
70年位の生涯と思っているかも知れない。
だから7日間で色々な経験をしながら命尽きていく、
単細胞な私はふとそう思う。
私も日本人女性の平均寿命まで行きたいとは思わない。
長生きをしても将来、誰も看てくれる人はいないから。
自分が動ける程度のうちにぱっと散りたい。
伴侶の性格からいっても介護をするような人ではない。
だから伴侶が介護をしてくれるように
日々の暮らしの中の習慣で変えられるだろうか。
今も昔も年下の妻が伴侶より長生きをするとは限らない。
若くしても癌等で亡くなっている人は大勢いる。
万が一伴侶が倒れたら、私は自分の出来る範囲内で
頑張って介護をする気持ちでいても先の事は分からない。
伴侶は、リフォームの最後の追い込みに余念がない。
「土用の丑の日だから鰻を食べに行くか届けて貰いたいの。」
問えば、あの粗食の人が鰻等を食す訳もなく叱られて、
何時も通りの家庭料理を作った。
この頃は、海から風に乗り船の汽笛が聞こえ、
ぼーっというあの音を聞くと一抹の寂しさを感じる。
小鳥達は山へ帰り、蝉も眠っているのかしら。
風鈴と汽笛の音を聞きながら私は眠っている。