2014 05/25 20:57
Category : 日記

昨日の曇り空とはうって変わり陽光の眩しい朝、
小鳥達は樹木の周りで賑やかに飛び回っていた。
海辺に向かい散歩途中に田圃を見れば既に田植えが終わり、
小さな苗が線を描いたように並びダンスを踊っていた。
濃緑の葉桜も、ざわざわ風に揺れ、
様々な樹木も濃緑になり、春も終わりを告げている。
やや黄緑色をした柿の葉さえもごわごわ硬い葉になり始め、
そろそろ白い花が咲く頃。
暑くなる予報も日差しはさほど強くはなく、
西風が吹いて過ごしやすい日中が2日続いている。
緑の風が吹く春も深まりを増してきた。
夕暮れ時に街中を選ばず畦道を散歩すると気分が爽快になる。
そしてベンチで休憩した時にふと昔の人を思い出していた。
「どこに居ても○○ちゃんは幸せに暮らして貰いたい。」と言う
○○君の言葉を思い出し、遠く離れても少女の頃から、
ずっと私を心の中で愛してくれた彼のことを。
こんな形の愛だってあるのだと彼に感謝をした。
彼が胃癌になったと叔母から聞いて心配はしている。
今となっては想い出の人になってしまい、
奥様に誤解されては困るので二度と会うことはない。
世の中には苦しみから這い出せない人が沢山いるはず、
平凡に生活できる私は幸せ者だと主人に感謝している。
水浸しになった水田、水嵩を増した川、
水辺で鴨や鴎たち、そして蛙が鳴きだせば賑やかな畦道。
日曜日で従妹から電話を貰い、
様々な事が脳裏を過り帰郷したい思いが募る。