藤沢美樹 04.04.06
 上司から、「4/9の夜は空けとけ」と言われました。取引先の方からご指名でお声が掛かって、夜の会食にお付き合いすることになりました。
 日頃からよくしてくださっている方なので、お声を掛けていただけることは嬉しいのですが、4/9はもずくぁんずの初演で岡田純子の初プロデュース公演でもある、「愛ゆえに ら・るる」の初日なのです。しっかりチケットも取っていたので、この宣告はかなり過酷なものでした。しかもあと3日しかないので、チケットの引き受け手を探す間もありません。

 そんな哀しい告知もありましたが、それはそれとして、ほぼ定時に退社して、渋谷のTAKE OFF 7に赴きました。ここに向かう時の目的は当然のように藤沢美樹のステージです。
 今回も1組目の出演でしたので、会社からの道行きは心なし早足でした。
 会場に入るといつものように最前列にMさんの姿がありましたので、傍の席に着いていつものように開演までの時間は雑談しながら過ごしました。
 
藤沢美樹ライブ at TAKE OFF 7
 1曲目は今、恋に終わりを告げたでした。定番といえるこのナンバーはしんみりとしたいい曲です。しかし、この日のライブの真髄は2曲目でした。藤沢美樹さんのテーマです(笑)。前回のアンケートにリクエストしてはいたのですが、歌ってくれるとは考えにくかったので嬉しかったです。しかも、今回は“晴れ女Ver”です。笑顔で嬉しそうに「今日の天気は晴れ!」と言う姿は、何とも微笑ましいものでした。これまでのライブでは雨に見舞われることが多く、数々のエピソードを作ってきた藤沢美樹ですが、今日はバッチリ晴れていたので調子に乗ったのか、「これからは晴れ女でいきます!」と高らかに宣言していました。果たして、次回はどうなっているでしょうか(笑)。
 3曲目はpreieu。手拍子担当のお客さんとしては、一緒にステージを作れる楽しい一幕です(笑)。4曲目はずっと、ずっと…だったのですが、ステージ中央に置かれたグランドピアノでの弾き語りを聞かせてくれました。いつものキーボードでの演奏とは、ひと味もふた味もちがった趣きがあります。その次の曲はWILL。“立って歌うことを意識して作った”という曲でしたので、今度はキーボードの前まで移動してきました。何でも、今日のライブは「移動の多いライブ」なのだそうです(笑)。
 告知などを含めたMCのあと、本日で2回目のお披露目になる笑顔の記憶で終了となりました。歌詞は、かつて恋人と過ごした「2人の時間」を回想するような内容ではあるものの、明るい曲調も相まって、とても清清しく聴こえるのですが、同時にとても切なく響くのです。本人には決して言えませんが、私にはミラスタ☆の日々を想っているように感じられて仕方がありませんでした。