サイン会と握手会 02.03.02
 先日触れた通り、近所にできた(やや)大型の書店で昴第8集の発売記念の曽田正人先生サイン会が行われました。

 同作品のファンである弐夢さんにも声を掛け、二人で参加することにしました。
 折角なので、私の家に寄ってから行こうということになっていたので、弐夢さんの到着を待ちつつ、部屋のゴミをかたづけていましたが、一向に連絡がありません。諸般の事情により、こちらから連絡をすることができず、ずっと待っていたのですが、結局連絡が入ったのがAM12:00過ぎ。到着はPM1:00を確実に回ってしまうので、私の家に寄る暇はありません。
 思えば、付き合い始めてからかれこれ7年にもなるというのに、関東圏の人間で、私の家に足を踏み入れたことのない人がいるのですから珍しいのですが、さらにその機会は遠のいたようです(苦笑)。
 
 さて、サイン会の開始時間はPM2:00。弐夢さんと合流して会場の書店に着いたのはPM1:50頃でした。前日、私が別な友人の分も貰おうと購入したときに貰った整理券の番号が128だったのですが、その時間にできていたサイン会待ちの列の人数はおよそ20人!
 これには、私も弐夢さんもびっくりしてしまいました。開始まで10分だというのに、この人数で大丈夫なのだろうか?と一抹の不安が過ぎりましたが、PM2:00ピッタリになるとゾロゾロと人の列が増えていきました。弐夢さんと顔を見合わせて、「これが正常なんだ」と、慣れたつもりでいた、普段の自分たちの行動ダメさ加減を再認識させられました(苦笑)。

昴 第8集発売記念 曽田正人先生サイン会 at 関東近郊某書店
 書店の担当者らしい方から曽田正人先生の紹介があり、曽田先生が立ち上がり、「今日はよろしくお願いします」と軽く挨拶をしてサイン会が始まりました。
 一人一人、手には昴の第8集を持ち、そこにサインを入れてもらうのですが、そのかかる時間が妙に長いのです。並んでいるのが階段で、サイン会は階上で行われているため、詳細が見えません。ひょっとしたらカットを入れてもらえるのかも。と弐夢さんといっしょに期待を膨らませていました。

 さてここで、私と弐夢さんがちょうど、熱心な(?)人とそうでない(普通の)方のちょうど狭間かな、と思われた事例をご紹介したいと思います。

 case1.男性漫画家に花束!?(ふろむ 男性)
 オイオイ、と思ったりもしたのですが、この方はなんと、神戸からの参加でした。紅潮した頬からも、その尊敬の念がどれほどのものかということが、ヒシヒシと伝わってきました。
 しかし、彼の本当のすごさはこんなことではないのです。彼は予約のためだけに一度来ているのです(店員に聞いた)。思い入れの強さをうかがわせるエピソードですね。

 case2.ちょっとイッちゃってる!?
 サイン会の最中、曽田先生に声高らかに、
 「今日はサイン会とかではなく、天才を見に来ました。追い続けますますよ」と突然のたまい、握手しながら「負けませんよ!いろいろと。これからもがんばってください」と言って去って行きました。
 曽田先生も書店スタッフも明らかに困惑していました。

 case3.それは明らかに非常識だろう!?
 私の目の前にいた人物です。残念ながら弐夢さんではありません(苦笑)。
 今回はタイトルにあるように「昴」の発売記念サイン会なのですが、そのサインが終わったところで、手に持っていた「め組の大吾」を出し、「これにもお願いします」と言いました。すぐにスタッフが止めたのです、「簡単にでも」と食い下がり、一歩も引きません。一瞬、曽田先生とスタッフが目を合わせ、曽田先生が「じゃ、簡単に。大吾でいいの?」とサラサラと大吾のカットを描き始めました。

 と、私の前までで3人もこんな人がいました。かくいう私もほとんどの人が1冊の中、友人の分も頼んでしまい、2冊いただきました(苦笑)。「1冊はどうしても来られない鹿児島の友人のモノです」と言うと、「よろしくお伝えください」とおっしゃられましたよ、Iさん(笑)。
 ちなみに弐夢さんは「シャカリキと大吾と昴を合作で描いてください」というネタで笑いをとっていました。

 さて、目的のサイン会も終え、充実感を抱えたまま、二人で電車に乗って秋葉原へと向かいました。

 到着するなりゲーマーズ本店を目指しました。目的は「アクエリアンエイジCD発売記念店頭握手会」です。ゲストは高橋美佳子と青木麻由子です。どちらが目当てかは一目瞭然です。
 参加条件がCDの購入だったので、売り場になっている4Fへ。すると、「配布終了」の貼り紙がされていたので断念して下の階に降りていきましたが、弐夢さんが途中で何度も立ち止まります。なんでだろう?と思い聞いてみると、弐夢さんの耳には、私の聞き漏らした情報がしっかり入っていたらしく、「握手会」の整理券はまだ配布中だったのです!
 すぐに4Fに駆け戻り、店員に聞いてみると確かに配布中だったので、すぐさま購入。終了後に1Fで落ち合う約束をして私はイベント会場の7Fに向かいました。

アクエリアンエイジCD発売記念店頭握手会 at ゲーマーズ本店
 会場に入ってみると、数人の知った顔からは失笑が起こりました。例によって私が来るとは思っていなかったのでしょう。いや、青木麻由子出演なら、来ますって(笑)。

 ギリギリでの参加でしたので、握手会の順番はかぎりなく最後の方でしたが、自分の番が近づくたびにドキドキしてしまいました。こんなのは実に久々なカンジです。

 握手の順番は青木麻由子→高橋美佳子の順で、見ている限りは高橋美佳子目当て(というか馴染み?)の方ばかりのようでした。青木麻由子との握手はちょっと笑いながらなんとなく話しているだけで、高橋美佳子のところに行くと、途端にフランクになっていました。

 さて、私の番になりました。青木麻由子の衣装は水色のセーターに黒いロングスカート。綺麗な黒髪をポニーテールにしていました。ここでちょっと考えていた挨拶(FF�]・参照/笑)をしたところ「あっ、エボンジュ(「ジュ」のところはちょっと怪しい)ね!」と身構えられてしまいました。 ヨシッ!
 リアクションまで一瞬の間があったところを見ると、ここまで誰もやらなかったようです。
 このあとはこっちの世界の挨拶、ということで握手。10月のCD発売記念イベントのことや、先日のFFコンサートのことをずっと喋っていました。今後のお芝居の予定を聞いてみましたが、残念ながら予定ナシということでした。この方は声だけでやっていくにはあまりに惜しいので、ぜひ舞台やドラマなどで見たいです。
 続く、高橋美佳子との握手は実に2年ぶり、ちょっとしたネタがあったので、ついに披露してきました。

 ことの起こりは2年前、まだ高橋美佳子がミューラス所属で相当数のイベントをこなし「使い捨て」の名を欲しいままにしていた頃にさかのぼります。
 「エクセル・サーガ」という作品のOPを歌っていたエクセル・ガールズ(高橋美佳子&小林由美子)という企画モノユニットがなんとアルバムを出すことになり、その予約を募るために全国で無料イベントを打ちまくったのです。
 福岡で開催された折に参加し、ゲーム大会として行われた「エクセル・サーガ カルトクイズ」でなんと勝ち残ってしまったのです(ちなみにクイズの問題は「原作者の六道神士は第1話の放送を見るために東京に行った?」「ナベシンの乗っている車はスープラである?」などの問題を含む、番組を見ていても分からないというモノばかり )。
 勝ち残った私ともう1人には高橋美佳子謹製「独断専行〜アイドルまみれ」というMDか小林由美子謹製「21世紀に残したい歌」というCTのいずれかが(安上がりな)商品としてもらえたのです。
 私の希望はCTの方だったのですが、もう1人がMDを持っていない、ということだったので、私の手元に件のMDが来ることに決まりました。

 まず、2年ぶりなんです。と言ったら、まずエクセルガールズというのを思い出してくれて、そのMDをもらったんです。という話をしたら「ちょっとウルっと来た」と言って喜んでくれました。最後は手も振ってくれて握手会終了。個人的な満足度はとても高いものになりました。

 終了後、1Fで弐夢さんと合流。握手会の余韻に浸る私の戯言に付き合ってもらいつつ、今日、秋葉原まで足を伸ばしたもう一つの理由のため、さらに付き合ってもらいました。

 まず、K−Booksそれからリバティーと足を運び、テレカの売却を試みました。紆余曲折はありましたが、結局1枚だけ売却することにしました。
 ちなみに売り値は35000円(!)このテレカ1枚でX-boxと等価です。物の価値って…。
 本来なら、付き合ってくれた弐夢さんを労い、できた泡銭で、安くとも食事のひとつも奢るのが人の道なのですが、借金にまみれ、すでに人の道は踏み外している身なので、まっすぐに帰宅しました(苦笑/ホントは、父が一人で待ってるらしいからなのですが)。