2003 01/09 20:32
Category : 詩惑抄
朝 降りた霜の中に
凍りついたコトバが
落ちている
日の出とともに
溶け出すコトバたち
光 輝き 昇華する
コトバたちによって生み出された
時計は
永遠の時刻を進むのだな
たとえ
わたしが事切れようとも
夜
コトバたちは再び凍る
が
歯車の音は
闇の隙間から聞こえる
一度 溶け出したコトバは
二度と 時間の奥に
閉じ込められないのだ
コトバで作られた時計は
誰彼の記憶の中に
滑り込んでいくよ
凍りついたコトバが
落ちている
日の出とともに
溶け出すコトバたち
光 輝き 昇華する
コトバたちによって生み出された
時計は
永遠の時刻を進むのだな
たとえ
わたしが事切れようとも
夜
コトバたちは再び凍る
が
歯車の音は
闇の隙間から聞こえる
一度 溶け出したコトバは
二度と 時間の奥に
閉じ込められないのだ
コトバで作られた時計は
誰彼の記憶の中に
滑り込んでいくよ