「弁天の森」
<<日本>>--自宅付近--


わが街の外れにある、憩いの森の桜の風景。

この公園は私が子供の頃は、自然の泉が湧く鬱蒼とした深い森の中に、弁財天を祀る小さな祠が有った事から「弁天の森」と呼ばれていた。

当時「さんや」と呼ばれる各地を移動しながら蓑や竹籠を作る一家が、ある期間だけ此処の森に逗留して、生計を立てていた事が思い出される。

今ではこの森もすっかり開発整備され、憩いの場所として子供たちの遊戯施設などのある市民の公園に生まれ変わった。

この掘は新設されたものだが、両岸の桜は昔から存在しており、今の時期見頃を迎えているが、この日は生憎花曇りの寒い日で花見の客も少なかった。