「美術館巡り④」


美術館の中庭にある、一般住宅のムードある佇まい。


バリ島の一般的な住居は、このように一つの敷地の中に、様々な家屋が有る事である。

一族郎党が共に暮らす大家族制度が中心で有るが、一つの家屋の中に皆が生活しているのではなく、夫婦を中心とした一家族が皆それぞれ同じ敷地内に別棟の家屋を所有している。

そして事あるごとに、必要に応じてそれぞれの家族が助け合って、共同作業をするといった具合である。

敷地の中心には、それぞれの家族が集う、集会場所や祭事を行う雨戸のない、写真のような家屋が存在している。

一族が生活する区画の中は、他の家と石塀などで仕切られていて、必ず立派な石造りの祭壇が有るから、その信仰心は半端ではない。