2014年01月の記事


「勢揃い」
<<インドネシア>>--バリ島--


バリ・ハイアット・ホテル別れを告げる時に、ホテルの女性従業員に撮って貰った記念写真。

皆それぞれワヤン君が用意してくれた、寺院を訪問する際のバリ島独特の儀式用の帽子を着用しているが、矢張り何と言っても、流石地元だけあって、ワヤン君のスタイルが一番似合っている。

旅行中に気付いたことであるが、彼は一日として、同じ格好をして来ないくらいお洒落であり、どの服装も実に良く似合っている。

私などいつも海外に出掛ける時は、最小の荷物しか用意しないから、ポロシャツも三枚くらいしか持って行かず、ホテルで洗濯したりして、それを替わりに着替えることにしているから、ワヤン君の日替わりスタイルには目を見張るのである。

いやそれ以上に、一日の内に2回から3回着替えてくる事が有るから恐れ入る。

それにしても、暑い国とは言え、我々4人の旅行スタイルが、まちまちなのが実に興味深い。


コメント (0)

「女神にお別れ」
<<インドネシア>>--バリ島--


バリ・ハイアット・ホテルの回廊に置かれている石の女神像。

朝食の時や、ホテルから外出する時に、必ずこの石像の前を通るから、部屋を引き払ってキャリー・ケースを引きながら、いよいよ最後のお別れだなと思い、一枚撮った。

柔和な顔付きが好ましく、器を抱えたポーズが如何にも優しさを表現しているように思える。

バリのしきたりでは、朝と晩、必ず自然の神々達にお供えをするのであるが、このモノトーンの石像に、赤いプルメリアの花が器の中に挿してあるのが、とても印象的であった。

バリ・ヒンズー教では、「人は、神と共に有り、人と共に有り、そして自然と共に有る」のだと言う。

神々の住む島と言われている温和な風土も、この教えを聞くと、納得の行く話である。


コメント (0)

「憩いの時」
<<インドネシア>>--バリ島--


ロビーの回廊から眺める、バリ・ハイアット・ホテルの景観。

3日間の滞在をを終えて、いよいよこのホテルとも、お別れの時が来た。

次にまたこのホテルに滞在することが有るのだろうか、来るとしてもそれはいつの事なのだろうか。

素敵なホテルを離れる時は、いつもそんな感傷に浸たりながら、しばしこの景色を眺める事が多いのである。

我々がここに宿泊した直後に、このホテルは大幅な改装工事のために、無期限の休業に入った事を、帰国後知った。

果たして改装後は、どんなホテルに生まれ変わるのであろうか、出来ればこの自然の景観を残したまま、更に一段上の改善を施して欲しいものである。


コメント (0)

「守り神」
<<インドネシア>>--バリ島--


バリ・ハイアット・ホテルのロビーに鎮座する、石像の威容。

バリ島は、良質の石をたくさん産出する島であるだけに、こうした沢山の石像が、その建物の守り神としてあちこちに置かれている。

この石像は、聖獣バロンに似ているが、どうなのであろうか。

こうした石像を作る石屋が、道の両脇に軒を連ねている村があり、村全体が石像造りの村として知られている地域を、我々も実際に見ることが出来た。

特にウブド地区は、芸術の村と言われるだけあって、木工細工、竹細工、石細工、金銀細工、絵画製作所、美術館などが沢山あり、ぶらぶらと散策しているだけで飽きることが無いのである。


コメント (0)

「珍客」
<<インドネシア>>--バリ島--


バリ・ハイアット・ホテル最後の朝の、レストランでの光景。

我々が朝食を摂っている直ぐ脇のテーブルで、二羽の鳥が客が食べ残した料理を啄ばんでいた。

何とものどかな、バリならではの光景だろうと、食事をしながら目を細めて眺めていた。

ウェイトレス達も、別にそれを追い払う様子も無く、暫くしてからテーブルを片付けに来るといった具合である。

此処では、自然と人間が同居しているといった雰囲気がとても強く、此処に居ると癒しの時間がふんだんに有るから、また来たくなるのだろうと思った。

こんなすばらしい朝だから、今日も一日楽しく平穏な旅が出来そうな気がしたのであった。


コメント (0)

「夕空の元で」
<<インドネシア>>--バリ島--


オープン・テラスのレストランで、ディナーを楽しむ人々の光景。

この光景は、ちょっと日本では見ることの出来ない、異国情緒たっぷりの光景であろう。

此処には、バリ島ならではの習慣や雰囲気が漂っているのがお分かりいただけると思う。

テーブルの間には、バリ島独自の、神々に奉げるお供えが、あちこちに置かれている。

このお供えは、毎日新しく供え直さなければならないし、これらを供えることで、一日の平穏を願い感謝する事から一日が始まるのである。

バリ・ヒンズー教では、自然界に存在する動植物が神であるから、一神教の宗教とは異なる、穏やかな信仰宗教なのである。


コメント (0)

「料理を待つ」
<<インドネシア>>--バリ島--


オーダーした料理が来る間、ワヤン君に撮ってもらった記念写真。

我々の座席の直ぐ後ろが海という、絶好のテーブル席である。

ワヤン君の直ぐ傍にある照明用の松明の明かりで、皆の顔が赤く染まっている。

海にはまだ微かな残光が有り、潮騒の音が耳に心地良い。

朝食の時以外は、事あるごとに地元のビンタンビールで喉を潤す習慣が付いてしまい、先ずは食事前に乾杯と言うことになる。

食事をしている最中、近くの広場からは、ケチャの実演をやっているらしく、見に行ってみたい衝動に駆られたが、食事が終わった頃には、舞踊も終わったらしく、静かになっていた。


コメント (0)

「レストラン入口」
<<インドネシア>>--バリ島--


海が一望出来るオープン・テラスのシーフード・レストラン、ムラスティの入口の光景。

このレストランは、海に突き出た断崖の上にテーブルが用意されているから、何とも心地良い海の夕景を眺めながら、ディナーを摂ることが出来る。

目の前が海という絶好のテーブル席を、ワヤン君は我々の為に予約しておいてくれた。

もちろんこのレストランは室内のテーブル席も有るが、晴れた日の夕暮れは、矢張りなんと言っても潮風に吹かれながらの夕食が最高である。

松明や、テーブルの上の蝋燭が、一層オープン・テラスのムードを盛り上げてくれるのだ。


コメント (0)

「断崖のビュー・ポイント」
<<インドネシア>>--バリ島--


レストランに行く途中にある、海に突き出た断崖の先にあるビュー・ポイント。

自然に出来た景観とは言え、断崖の先端に、見晴台を作ったのは特筆に価するだろう。

断崖の下が、海水の浸食や風化で、削られているのも、人工的に刳り貫いたようで面白い。

それにしてもこんな断崖の途中に、座り込んでいる男性が居るのだから、何とも勇ましき限りである。

私がこんな所に行ったら、高所恐怖症の気はないが、肝が縮み上がって、下を覗く事が出来ないであろう。


コメント (0)

「守り神」
<<インドネシア>>--バリ島--


店の前に有った不思議な水差しと、店の守り神の石像。

夕日に沈むタナ・ロット寺院の光景を見た後、次のレストランに行く途中のある店の前で、こんな場面に出会い、珍しいので一枚撮った。

象をかたどった金色の石像は、ヒンズー教で有名な象神ガネーシャである。

ガネーシャはヒンズー教の聖家族シバ神の長男とされており、富と知恵と幸福を象徴するといわれており、善良で面倒見の良い神である事から、こうして家の守り神とされている。

不思議なのは、この石像の周りを流れる左右対称の五層の水差しである、これは一体何を意味するのか全く分からず、此処を通り過ぎたのであった。


コメント (0)

「残光」
<<インドネシア>>--バリ島--


太陽が没した後の、タナ・ロット寺院の遠景。


既に太陽は寺院の先の海面に沈んでしまったが、寺院の周辺にはまだ残光が残っている。

海水はかなり満ちて来て、岩場に居た観光客も大半は引き上げたが、まだ地元の信者達が数人残っていた。

暖かい国なのに、太陽が沈むと、何となく冷気が漂ってくるようで、そろそろ引き上げ時かなと、名残惜しさをこの景色に憶えながら、腰を上げたのであった。

この後は、ワヤン君が予約をしてくれている、オープンテラスのレストランでの、この夕暮れの海を眺めながらのディナーとなる。

場所は、此処から歩いて10分くらいの所に有る、ムラスティという岸壁に立つ有名なレストランである。


コメント (0)

「シルエット」
<<インドネシア>>--バリ島--


夕日が完全に仏塔の陰に隠れ、タナ・ロット寺院が黄金色の中に浮かび上がった。

実に神々しい眺めである。

我々を含め、多くの観光客の欧米人たちが、この光景を息を潜めて見入っていた。

カメラを持っている人は、皆この瞬間をカメラに収めるために、シャッター音を響かせている。

前回のバリ島訪問時には叶わなかった、バリ島の守り神の一つであるこの寺院の夕景を、今回は見ることが出来た。

それだけでも、再三のバリ島訪問が、稔り多い旅であったことを感謝したい気持ちであった。


コメント (0)

「寸光」
<<インドネシア>>--バリ島--


仏塔の屋根に沈む太陽が、上部の二段目の屋根の間に差し掛かった時の光景。

塔の間から垣間見る光も、また美しい光陰である。

きらりと光る太陽の鋭さは、眺めている私の目を、鋭く射るような感じである。

カメラでこの光を撮ると、多重レンズの内面の径筒に反射して、美しい幾何学模様が出現する。

これは人間の肉眼では捉えることの出来ないシーンであり、直接太陽光をカメラに取り込んだ時に発生する虹彩である。



コメント (0)

「ゴールデン・タイム③」
<<インドネシア>>--バリ島--


夕日が、寺院の塔の屋根に差し掛かった時の光景

この夕日のショウも、いよいよクライマックスとなり、幻想的な色合いが一段と濃厚になった。

ちょっと撮影位置を変えれば、塔の屋根の真上に太陽を冠することも出来るが、物臭な私は座ったままの位置で
撮影した。

日本では、富士山の頂上から日の出を撮影するのを、ダイヤモンド富士の撮影と言うが、これは差し詰めダイヤモンド寺院と言う所だろうか。

この頃になると、海水も徐々に満ちて来て、太陽が完全に水平線に没する頃には、寺院の下の岩場にも海水がかなり入り込んでくるのである。


コメント (0)

「夕日を見詰める」
<<インドネシア>>--バリ島--


タナ・ロット寺院に夕日が沈む様を、じっと見詰めるワヤン君の横顔。

彼はどんな気持ちで、この夕景ショウを眺めているのであろうか。

おそらく日本からの観光客を、此処に連れて来て、何度となくこの夕景を見ていることだろう。

しかし、敬虔なヒンズー教徒の彼は、その都度この光景を眺めながら、仕事の事や家の事など、様々な祈りを心の中で念じている事であろう。

彼の性格は、同じバリ人の中でも、特に純粋で人懐こく誰からも愛される、天性の社交性を持っていると私は思っている。

今二人の男の子の父親となった彼が、無類の子煩悩であり、生後間もない乳幼児を奥様が育児に専念する間、ユウゴ君を連れて我々を案内する様子も、彼の人柄を表す一つの事例と言えるであろう。


コメント (0)

「ゴールデン・タイム②」
<<インドネシア>>--バリ島--


太陽が雲の中から出て、塔の屋根に近付いて来た時のズーム・アップした光景。

黄金色の空は、太陽が仏塔の屋根に近付くに連れて、段々と色が濃くなり、茜色の度合いを増して行く。

刻一刻と変る空の色を眺めていると、自分がその中に溶け込んで行くかのような錯覚を覚える。

この世の様々な憂さを、この中で解消してくれるような神々しさを感じて、今居る所が何処なのかすら感じなくなるから不思議だ。

昼間の暑さも、心地良い海からの夕風が、ビールで火照った顔を爽やかに冷やしてくれる。

タナ・ロット寺院の夕景ショウも、クライマックスを迎えようとしているこの時、何故か仲間も無口となり、じっと一点を見詰めているだけであった。


コメント (0)

「ゴールデン・タイム」
<<インドネシア>>--バリ島--


夕日が水平線に沈むまでの間、暫くはこのような黄金色の空が続く。

薄く刷毛で刷いたような雲に太陽が掛り、眩しさが少し和らぐ。

タナ・ロット寺院の階層の有る屋根がシルエットとなり、バリ島独特の光景がくっきりと浮かび上がる。

ヒンズー教の寺院の塔は、こんな形をしていたのかなと、インドを訪問した時の事を思いだそうとしたが、このような形の塔は無かったような気がする。

矢張り、ヒンズー教と言えども、インドからバリ島にこの宗教が伝来して、バリ島独自の、バリ・ヒンズー教として変化し、独特の形で開花したのだと思う。

しかし精霊が宿るとされる人の頭(特に子供)に触ったり、不浄とされる左手で、握手を求めたり、食べ物を食べてはいけないという点などは、インドのヒンズー教と同じである。


コメント (0)

「夕日を背に」
<<インドネシア>>--バリ島--


冷たいビールでご機嫌の、私のドアップ写真。

まだサンセットまでちょっと時間の有る間、ワヤン君が夕日とタナ・ロット寺院を背景に、記念写真を撮ってくれた。

寒い日本のこの時期にはちょっと考えられないシーンだが、常夏のバリでは、一年を通じて平均気温が28度である。

バリ島にも雨季はあり、11月から3月までであるが、日本のようにジメジメと雨が降り続くことは無く、一日に数回スコールが来るだけである。

我々がバリに行ったのは、雨季の始まる前の10月初旬であったから、滞在中ずっとすばらしい快晴の日が続いた。

従ってこの時もかなり気温は高く、私の顔も脂汗が滲んでいるといった具合である。


コメント (0)

「ビールを飲みながら」
<<インドネシア>>--バリ島--


ワヤン君がセットしてくれた第二のビューポイントで、日の入りを待つ。

丁度夕日が寺院の塔に沈む絶景のビューポイントを、ワヤン君が予約してくれた。

夕日が沈む30分前位から、此処に陣取って、バリ島オリジナルのビンタン・ビールを飲みながら、日の入りを待った。

このビールの味は、日本のベストセラーのビールの味と良く似ており、この日以降ずっと毎食事ごとに注文する事となる。

暑くてちょっと疲れた体には、冷えたビールはたまらなく美味しく、この絶景ポイントと相俟って、旅の楽しさを彷彿とさせてくれるのである。


コメント (0)

「ズームアップしたタナ・ロット寺院」
<<インドネシア>>--バリ島--


寺院の全景をズームアップしてみた。

こうして見ると、この寺院は、複雑な形をした岩山の上に、建っているようである。

ほら穴の様なくぼみの中には、上から下まで白装束の正装をした人が見受けられるが、彼等は地元の信者なのであろう。

向かって左手には、大きな洞窟があり、その中にも神が祀られているようである。

右手に、ちょっとした赤い看板が有るが、満潮時には此処まで海水が上がるという標識のようである。

岩山に造られた石段を上がって行って、寺院の上から見下ろす光景はどんな物なのであろうかと、興味が湧いたが、此処は聖域で、一般人は登る事が出来ないようである。


コメント (0)

「午後のタナ・ロット寺院」
<<インドネシア>>--バリ島--

夕日が沈む前の、タナ・ロット寺院とその周辺の光景。

あっと言う間に、暮から正月に掛けての一週間が過ぎ去った。

今日から世の中は、平常通りの日常生活に戻り、活動を開始した感がある。

ページの写真も、正月特番からちょっと時間を後戻りさせ、夕日が沈む前の様子を載せる事とした。

干潮時の岩場に沢山の人たちが降り立って、寺院を仰ぎ見たり、潮の引いた岩場遊びをしていた。

一昔前、レギャンでテロ・グループによる、爆破事件があり大勢の欧米人がその犠牲になった時は、バリ島の守り神の一つであるこのタナ・ロット寺院の岩場に、数千人の現地バリ人が集結して、犠牲になった人たちに祈りを奉げたのだとワヤン君が言っていた。

神々の宿る島バリには、小さな島の中に、約2万軒のバリ・ヒンズー教の寺院が有るのだというから驚く。


コメント (0)

「タナ・ロット寺院夕景」
<<インドネシア>>--バリ島--


黄金色に染まる空の中に佇むタナ・ロット寺院のシルエット。

先ずは明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします。

さて今年は、どんな年になるのやら、バリ島の守り神を祭る四大寺院の一つである、タナ・ロット寺院の夕景に占ってみよう。

ワヤン君は、この寺院の塔に丁度夕日が沈む角度の、断崖の傍に有るオープン・レストランの特等席を用意してくれた。

此処でビンタン・ビールを飲みながら、この黄金色に輝く寺院の、決定的瞬間を待ち構えたのである。

此処だけでズーム・アップしたり、引いて撮ったりして、随分枚数を撮ったのが思い出される。

この光景を載せて、今年一年の皆様のご健勝を祈る事とする。


コメント (0)