2010年09月の記事


「カタルーニャ音楽堂④」
<<スペイン>>--バルセロナ--


写真の左側が音楽堂の建物である。

手前は入り口であるが、残念ながら内部に入ることは出来なかった。

外からだけ眺めて帰るのでは、折角此処まで歩いて来た甲斐が無いような気がした。

世界遺産に指定されている音楽堂の内部を、是非見たかったものである。

窓越しに、音楽堂の広くて赤い絨毯が敷き詰められた階段を上り下りしている観光客の姿を、羨ましく眺めていたものである。

いくら安いパックツアーだからといって、こんな所でケチってもしょうがない感じがしたのであった。
コメント (0)

「カタルーニャ音楽堂③」
<<スペイン>>--バルセロナ--


流石世界遺産に登録されるだけあって、外観だけ見ても細部に亘り、建物自体が実に凝った造りになっている。

階上のバルコニーの支柱の上には、中世の有名な音楽家達の彫像が据えられている。

これが建物全体を、ぐるりと取り巻いているのだから、見応えがある。

建物全体の設計はドメネクによるものだが、これらの彫刻類は彼の人脈を活かし、当時の著名な彫刻家たちに作成を依頼したのだという。

此処の音楽堂では、年に数回今でもコンサートが開催されているというが、それを鑑賞する機会が与えられた人は、幸運と言うほかないであろう。
コメント (0)

「カタルーニャ音楽堂」
<<スペイン>>--バルセロナ--


世界遺産に指定されている、カタルーニァ音楽堂の角に施された彫刻の様子。

モデルニスモ建築の中で、最も美しいと称されるドメネクの最高傑作とされている。

この音楽堂の中には、モザイク画や彫刻などの華麗な装飾が多用されている。

特に内部のコンサートホールは、天井と壁に色鮮やかなステンドグラスが施され、舞台はパイプオルガンを包み込むように華麗な彫刻で満たされているという。

残念ながら我々ツアーメンバーは、時間の関係か費用の関係か分からぬが、外部を見ただけで、内部に入ることが出来なかった。
コメント (0)

「住宅街の小道」
<<スペイン>>--バルセロナ--


世界遺産カタルーニァ音楽堂に向かう途中で、通り過ぎた住宅街の小道を撮ってみた。

住宅街だから木造の家は無いものの、日本の裏町と同じように、古い建物が多い。

しかし何と言っても、樹木が多いし、車道は一方通行の狭い道だが、歩道が矢張り広い。

ほとんど車が走っていないから、女性が買い物車をのんびりと引きながら歩いている。

荷台に積んでいるのは、樹木の苗木だろうか、自分の家の庭にでも植樹するのであろうか。

裏通りだが、何となく散策してみたい雰囲気が漂っている。
コメント (0)

「アートな建物たち④」
<<スペイン>>--バルセロナ--


世界遺産カタルーニァ音楽堂に通じる道路の両脇に建ち並ぶ、アートな建物の光景。

世界遺産の建物は、この道路の突き当たりの手前右角に有る。

道の両脇には、車がずらりと駐車している。

駐車禁止の区域が少ないのも、この国の特長の一つだろうか。

街の建物は、一つとして同じ建物が無く、それでいて妙な調和や歴史的な風格が保たれているのが、不思議である。
コメント (0)

「アートな建物たち③」
<<スペイン>>--バルセロナ--


グラシア通りは、建ち並ぶ建物が、それぞれ趣向を凝らした造りで、皆違うがそれが微妙な調和を保ちながら軒を連ねている所が、実に興味深い。

それにこれだけ歩道が広く、街路樹が日陰を作り出しているのが、暑い国には実に効果的で有るように思われる。

歩道の広さで思い出したが、パリのシャンゼリゼ通りも、歩道が広くあちこちにオープンカフェが有るのが、情緒を醸しているように思ったものである。

日本も車中心の道路から、人間の歩く歩道中心の街路をもっと検討すべきではないだろうか。
コメント (0)

「アートな建物たち②」
<<スペイン>>--バルセロナ--


こちらはドメネクの作とされる、カサ・リェモ・モレラと名付けられた建物である。

張り出したベランダやバルコニーの造形が、実に美しく彫刻などが施され趣が深い。

この写真もバスから撮ったので、樹木に覆われて良く分からぬが、屋上に塔が幾つも有るのが現実離れしていて面白い。

しかし、いずれの建物も、れっきとした現役で使用されている建物であり、、人が住んだり店が入ったりしているのだから、大したものである。

いずれの日か、のんびりとこれらの名作の建物を見学し、チャンスが有れば店の中で、食事でもしてみたいものである。
コメント (0)

「アートな建物たち」
<<スペイン>>--バルセロナ--


サグラダ・ファミリアの見学を終えて、バスの車窓から眺めた珍しい建物の光景。

グラシア通りは、バルセロナの主要道路の一つである。

此処の通りには、ガウディが建設した有名なカサ・ミラを始め、スペインの著名な建築家達が、自分の技量をこぞって発揮した様々な建築物が林立している。

たまたまお洒落なこの建物が目に入り、慌ててバスから撮った一枚だが、後でガイドブックを見て、この建物が、カサ・アマトリェーと呼ばれるスペインの建築家、カダファルクの傑作の一つである事が分かった。

明るく色鮮やかな切り妻の屋根が特徴である。

余談だが、カサとはスペイン語で「家」の事である、カサ・ブランカと言う地名が有るが、ブランカは英語のブランクであり、訳すと「白い家」となる。

現地ガイドのスペイン女性が、次々に現れる様々な建物とその作者を説明するのだが、動いているバスの左右をキョロキョロするだけが精一杯で、写真を撮る余裕が余り無かった。

矢張り建築に興味のある人は、パックツアーでなく、じっくりと街を散策しながら、これらの建物のひとつひとつを鑑賞すべきだと痛感したものである。
コメント (0)

「街角寸景③」
<<スペイン>>--バルセロナ--


5人組の若い女性たちが私の前にやって来て、土産物店の前に貼ってある広告を見ながら、何やら話し込んでいる。

彼女たちが覗き込んでいる、サグラダ・ファミリアの写真の下にある碁盤の目状の物は、バルセロナの街の名所旧跡をアルファベットで示したものである。

例えば、サグラダ・ファミリアの頭文字はSである、こうして自分の名前をそこの場所を訪ねて、そこの近くの店でそのアルファベットを購入して、揃えると言った具合である。

その事を、旅行通のツアーメンバーのおじさんから教えてもらった。

彼はもう既に、自分の名前の半分を購入しており、その綺麗なアルファベットの花文字を見せてくれたものである。

それにしても、若い彼女らの一人が、胸のブラジャーの所をポケット代わりにしている姿を見て、つい銀座のホステスさんを思い出してしまった。
コメント (0)

「街角寸景②」
<<スペイン>>--バルセロナ--


同じ場所で、ツアーのメンバーの買い物が終わるのを待っていたら、若い女性だけの5人組がやって来た。

彼女達もサグラダ・ファミリアの見学に行って来たのだろうか。

それにしても、余りにも軽装過ぎるスタイルに圧倒されてしまう。

彼女たちは何処の国から来たのか分からぬが、あるいは母国スペインの開放的な気質から、自国の名所散策と言った所なのだろうか。

此処がハワイなら、このスタイルでも通用するといった所だが、教会の多いバルセロナだけに、こんな姿で教会巡りをしても文句を言われないのかと、気になってしまった。

しかしこんな軽装で旅が出来るのも、若さの特権と言えるのではないかと思ってしまった。
コメント (0)

「街角寸景」
<<スペイン>>--バルセロナ--


サグラダ・ファミリアから道を隔てた街角の光景。

向かって左側の歩道を渡ると、ひときは小高い所に、教会は有る。

右側には、土産物屋やレストランなどの商店街が軒を連ねる。

左角に有る黒い入れ物は、タバコの灰皿である。

ゴミ箱といい、灰皿と言い、此処では全ての公共物の大きいのが目立つ。

ガイドの話だと、教会に入るには、短パンやタンクトップなどの、肌を露出する服装は避けるように言われたが、結構欧米人はラフな格好で此処を訪れる人が多かった。

イギリスやフランスなどと違い、スペインは全てが大らかで、矢張り此処にもお国柄が出るのかな、と思ったものである。
コメント (0)

「街並み」
<<スペイン>>--バルセロナ--


サグラダ・ファミリアのある周囲の街の様子をしばらくご紹介。

この通りは、教会から真っ直ぐに伸びる道路である、先ずなんと言っても樹木の多いのに気付く。

暑い国だから、樹木の多いのは涼しさを感じさせ、爽やかさを醸しているようである。

ヨーロッパの国に多いことだが、大きなゴミの収集箱が街角に置かれており、ゴミがそのままむき出しで置かれていないので、景観を損なわないで済み、合理的であるように思える。

最近日本の銀座辺りの早朝の光景を、しばらく見ていないので分からないが、日本のゴミの収集はどうなっているのであろうか。

観光地にとって、ゴミの処理は大きな課題であると言って良いであろう。

マドリッドに宿泊した時であるが、朝狭い道でバスの前をゴミ収集車が走っており、広い道に出るまでの間、バスがその収集車の後を、のろのろと走る羽目になってしまったものである。

収集車はこのゴミの箱を、小さなクレーンで一気に持ち上げて、ゴミを車に逆さまにして空ける仕組みになっているのには、感心したものである。
コメント (0)

「警備のお巡りさん」
<<スペイン>>--バルセロナ--


サグラダ・ファミリアを警備するカップルのお巡りさんの姿。

二人とも何とも格好の良い、美男美女のお巡りさん達である。

最初二人で話し合いながら、観光客の問いににこやかに応対していた。

その姿を撮ろうと思い、カメラの設定をもたもたしていたら、場面が変わってしまった。

女性のお巡りさんが、その場を離れて行った時にシャッターを押した次第。

しかしこれはこれで、物語性が有り、ムードを感じるので良いかなと思い載せてみた。

海外に行っていつも思うのだが、一応に何処の国のお巡りさんも格好が良いということである。

日本も今後観光立国を目指すのなら、観光地でのお巡りさんは、容姿だけでなく、バイリンガルの男女を配置すべきではないだろうか。

銀座4丁目のポリスボックスには、時々そんなお巡りさんを見掛けるのだが。
コメント (0)

「受難の門」
<<スペイン>>--バルセロナ--


今まで載せていた誕生の門の正反対の側にある、受難の門の上部の光景。

塔の東側に有る朝日の当る誕生の門の彫刻と比較して、こちらに刻まれたキリスト受難の像は、かなり抽象的な色合いの濃い彫刻である。

最初この像を見た時、まだ制作中なのかと思ったが、どうやら完成品のようである。

十字架に張り付けられたキリストの顔などは、唯の四角い箱のようであり、体系なども実に荒々しく、現実の肉体とはかなり掛け離れているようである。

キリストの下に描かれている顔の像は、まるでエィリアンのようであり、何を意味しているのか分からない。

誕生の門の写実的な彫像群とは、大きく掛け離れている印象を受けるのである。

恐らく作成された時の、彫刻家も年代もかなり違うのではないだろうか。

彫刻家と言えば、以前テレビで紹介されていたが、日本でただ一人、此処のサクラダ・ファミリアの彫刻に参加している外尾悦郎氏は、誕生の門の6体の楽器を奏でる天使達を担当したのだと聞いた。
コメント (0)

「地下出口からの眺め」
<<スペイン>>--バルセロナ--


ミュージアムから出た所から眺める、サグラダ・ファミリアの光景。

教会の内部からの出口は地上一階に有る、丁度女性が出て来た辺りである。

私の居る所は、日陰になっており、皆が集まるまでの間、此処で涼を取っていた。

此処から眺めると、教会の外部に彫られている様々な像が良く判別出来る。

塔の出入り口には大きく分けて、誕生の門と受難の門の二つが有るが、こちらは誕生の門の方である。

誕生の門には、キリストの生誕を物語る、様々な彫刻が施されているのである。
コメント (0)

「地下ミュージアム」
<<スペイン>>--バルセロナ--


サグラダ・ファミリアの地下に有るミュージアムの様子。

此処に来ると、如何にしてこの教会が出来つつあるのかの、過去から現在に至るまでの経過を知ることが出来る。

正面突き当りの展示室には、実際のサグラダ・ファミリアの縮尺模型まで展示されている。

最終的には教会の祭壇なども、このように造られる事になるのであろう。

私が撮影している右側には、ビデオ映写室が有り、観客が入場すると、自動的に前方の大型スクリーンに、建設初期の段階から現在に至るまでの建設の模様が、映画で上映される仕組みになっている。

此処の映写室の特等席で、その様子をじっくりと鑑賞したのは、我々二人だけであった。

塔の展望台に昇るためのエレベータの順番を待つことを止めて、こうして様々な資料を見学したのは、正解であった様に思える。
コメント (0)

「複雑な構造③」
<<スペイン>>--バルセロナ--


再び別の角度から見る、サグラダ・ファミリアの複雑な構造の天井の光景。

彩色も構造も一体どうやって組み上げているのか、見当も付かない。

外観からは想像も付かない内部の様子であるが、これが地震にも耐えられる、強靭な構造だというから驚きである。

この計算し尽くされた設計はどうして出来上がっているのか、次の機会にご紹介してみようと思う。

果たしてそれをガウディが承知の上で、この教会を設計したのかどうか資料が無いので分からない。

いずれにせよ、こんな入り組んだ構造で、建物のバランスが取れていると言うのだから、不思議である。
コメント (0)

「イラスト画」
<<スペイン>>--バルセロナ--


アントニオ・ガウディがサグラダ・ファミリアの建設を任せられた時に描いた、教会のイラストである。

このイラスト画は、教会の地下のミュージアムに掲げられていた、この地下の資料室まで来たのは、ツアーメンバーの中で、我々だけだったようである。

この大事業を任せられるまで、彼は色々な建築を行ったが、この偉業を成し遂げるために、他の仕事は全て中止して、この建設にのみに従事する事を宣言し、1926年に路面電車に魅かれて死ぬまでの12年間、教会の建設に没頭したのである。

まるでアニメに出てくる、悪魔の住む天空の城の様なイラストだと、これを見て思ったものである。

当時の建築家達は、これを見て想像を絶する形状に、果たして建設が可能なのかと訝ったと言う。

それが現代に至るまで、脈々として彼の意思は後世の建築家や彫刻家に受け継がれ、建設が進められているのだから、壮大なロマンとしか言いようが無い。

当初のイラストから見ると、かなりその規模は増殖しているように思える。
コメント (0)

「ステンドグラス」
<<スペイン>>--バルセロナ--


サグラダ・ファミリア教会に嵌め込まれているステンドグラスの一部。

正面入口を入って直ぐ右側に、このステンドグラスは有った。

恐らく今は採光用に有る数々のガラス窓は、将来これらのステンドグラスで飾られるのではないだろうか。

この未来志向の教会が完成する頃には、外部だけでなく、内部もこの世のものとは思えない、眩いばかりの世界が出現するのではないだろうか。

この教会を設計したアントニオ・ガウディという彫刻家であり建築家は、120年前に一体どんな構想でこの教会を設計したのかと、その頭脳の先進性に驚きを感ずるのである。

こんな未来志向の建築物を設計出来る秀逸さは、人間でなく宇宙人ではないかと思いたくなったものである。

此処の空間は、過去の壮麗なステンドグラスと、現代の抽象的な建築物が、妙なバランスで存在する世界であると言っても過言ではないであろう。
コメント (0)

「複雑な構造②」
<<スペイン>>--バルセロナ--


更にサグラダ・ファミリア教会の天井の一部をズームアップしてみた。

この不思議な形と彩色は、一体何を意味しているのだろうか。

オレンジ色の彩色は、スペインのヒマワリの花か、太陽をイメージしたのかと勝手に想像してみたが、どうであろうか。

丸窓や長方形の窓には、今は唯素通しのガラスが入っているだけだが、将来はステンドガラスが嵌めこまれるのではないだろうか。

様々な思いを巡らせながら、ずっと上を向いていたら、首が痛くなってしまったものである。

外部より、内部の方が更に未完成で有るような感じを受けたが、敢て重機などの作業用機器が写らないように苦労して撮影したのであった。

たまたま此処を訪れた時は、日曜日であったので、建設作業は中止のようで、作業の状況が見られなかったのが残念であったが、静かに内部を鑑賞出来たのが幸いであったと思う他無い。
コメント (0)

「複雑な構造」
<<スペイン>>--バルセロナ--


サグラダ・ファミリア教会の内部の光景である。

教会の外部の塔からはおよそ想像が付かない、内部の構造である。

この塔の外観は、様々な写真などでご覧になった方も多いと思うが、意外と内部の状況は知られていない様に思う。

この光景を見上げた時、外部とは余りに違う幾何学模様の光景に、とても同じ構造物の中に居るとは思えなかったものである。

流石に内部は風雨に曝されていないだけに、とても綺麗であるが、この彩色と構造が、どういう風に建築されているのか、およそ見当が付かなかったものである。

此処の塔が、日本の法隆寺の五重塔と同じような、芯柱に支えられて倒れないようになっているのだと言う事をガイドの説明で始めて知ったのであった。

更にこの内部の照明は、照明器具など一切使っておらず、全て外光を取り入れていることで、これだけの明るさを維持している事を知って、更に驚いたのであった。
コメント (0)

「キリストの生誕」
<<スペイン>>--バルセロナ--


サグラダ・ファミリアの中央塔の上の方に彫られていた、キリスト誕生の様子を現した彫刻。

一体どんな彫刻家が、いつ頃彫ったのか知る良しも無いが、頭に自然に生えた草などを見ると、かなり以前に作成されたものではないだろうか。

カメラのズームをかなりアップして仰角で撮ったが、ブレずに済んだようである。

遠くから塔全体を見ると、塔に刻まれた彫刻が良く分からないが、こうして一つ一つをアップにしてみると、どうやってこんな高い所に、これらの像を彫ったのか不思議に思えてくる。

毎日此処に来て、ずっとこの塔に彫られたこれらの彫刻を、望遠鏡で眺めている人が居ると聞いたが、彫刻家にとっては堪らない魅力が有るのかもしれない。
コメント (0)

「スペインの幻想④」
<<スペイン>>--バルセロナ--


グェル公園の石段の途中で、ギターを演奏していたギタリストの男性。

サグラダ・ファミリア教会を設計したのと同じ、アントニオ・ガゥディがバルセロナの小高い丘に設計したグェル公園は、バルセロナのもう一つの名所である。

此処を訪れた時、石段を降りていて、思わず私の足はこの場所で止まってしまった。

今このページのBGMで流している、スペインのギタリストが作曲したアランフェス協奏曲を、彼が演奏していたからである。

ストリート・ミュージシャンにしては、余りにも卓抜した彼の名演奏に、此処を素通りする事が出来なくなってしまったのだ。

なんと言うすばらしいテクニックであろうか、嘗てフラメンコ・ギターを習っていた私としては、彼の演奏に、背筋がぞくっとするほどであった。

彼の演奏振りをビデオや写真に収め、CDを買おうかどうか迷っている時に、無粋な添乗員が来て、早く来てくださいと促され、残念ながらこの場を離れたが、今でもそれが心残りである。

他の場所でも別のギタリストが、フラメンコを演奏していたが、その光景も別の機会に載せて見ようと思う。

今回の旅行の中では、これらのミュージシャンに出会った事も、印象に残る出来事の一つであった。
コメント (0)

「スペインの幻想③」
<<スペイン>>--バルセロナ--


サグラダ・ファミリアの真下から、上を見上げてズームアップして撮った一枚。

いよいよこの教会の敷地内に、厳重なセキュリティチェックを受けて入場し、塔の真下からこの異様な光景をカメラに収めた。

聖家族教会と名付けられているだけあって、聖マリアの受胎告知から、キリストの誕生、生誕の祝賀式、そして受難までの一連の物語が、塔の随所に彫刻されているのである。

出来ればそれらの彫刻の一つ一つを、百年以上の歳月を掛けて歴代の彫刻家が彫り続けた証として撮りたいものだと思ったが、時間的にそんな余裕も無かった。

塔の中央に、一箇所だけ、緑に彩られた木々を模した部分があるが、そこはコウノトリの巣を現しているのだという。

現在このコーン状の塔は8本まで完成されているとの事であるが、最終的には18本になるとの事であった。

全て完成するまでには、後100年位掛るだろうとの説も有るが、一体その頃にはどんな景観になっているのだろうか。

教会と言われているが、今はまだ内部にミサを挙げる聖堂は見当たらないが、きっとそれらも敬虔な信者のために建設される事であろう。
コメント (0)

「スペインの幻想②」
<<スペイン>>--バルセロナ--


教会前の公園の木々を通して見る、サクラダ・ファミリアの威容。

この教会の、内外の写真を何枚撮ったか数えてみたら、42枚有った。

縦位置なら下から上まで辛うじて収まるが、ページの画核に合わないので、専ら横位置の写真を掲載している。

まだ早朝なので、手前の木々には太陽が当っておらず、シルエットになっているから、教会が一段と眩しく朝日に輝いている。

10年前に此処を訪れた娘は、塔の左半分がまだ増設されていなかったと言っていた。

これだけのクレーンなどの重機が活躍している所を見ると、まだまだこの塔は進化するのであろう。

果たして来年の今頃には、どんな姿になっている事だろうか。

設計者のガウディ自身が120年経った今、この聖家族教会がこんなに進化を遂げつつある事を予想したのであろうか。
コメント (0)

「店開き」
<<スペイン>>--バルセロナ--


サクラダ・ファミリアを一望出来るビュー・ポイントで、自分の描いた絵を販売する絵描きさん。

此処に着いたのは、朝の8時半頃であったから、日陰はまだ涼しかった。

観光客もまだそれほど多くはなく、このおじさんもこれから開店準備と言った所だろうか。

しかし自分が描いた絵だとは言っているが、画材などは持っておらず、此処で絵を描く訳ではなく、プリントした絵を掲げて売るだけだから効率は良い。

一番良い場所に一番乗りする事で、早起きは三文の得を実行しているのであろう。

こうしてこのおじさんと背景の教会を対比してみると、如何にこの建築物が大きいかが分かる。

私の娘が此処を10年前に訪れた時の写真と比べてみると、当時より建造物がずっと増えており、如何にこの塔が進化し続けているかが、良く分かるのである。
コメント (0)