「ブッダ遺跡群」
<<インド>>--サールナート--


紀元前三世紀頃、アショカ王はこの地を訪れ、数々の施設やストゥーパ(仏塔)、寺院、柱などを建てた。

七世紀には寺院や塔が数百にも増え、1000人以上がこの地で仏教を学んでいたと言われている。

しかし十三世紀にムスリムによってほとんどの寺院が破壊され、荒地となってしまった。

十九世紀頃から発掘が始まり、今は遺跡公園として整備されている。

何時の世も、宗教戦争は、貴重な歴史的建造物を破壊してしまうものであり、人間のおろかさを現すものである。