「ブッダ遺跡群③」
<<インド>>--サールナート--


遺跡群の前方に、仏塔と並んで巨大なストゥーパ(卒塔婆)が立っている。

日本の墓の後ろには、梵字で書かれた板の塔婆が必ず有るのを見掛けるが、何とそのルーツは、このインドにある巨大な石の塔、「ストゥーパ」である事をはじめて知った。

だから卒塔婆は、このストゥーパの言葉を、当て字で日本語にしたようである。

仏教のルーツがこんな所にも存在していたのは驚きであった。

この巨大な石を積み上げた塚のご利益にあやかる為に、長い板で作った塔婆が日本の墓に存在するとは、不思議な縁である。

日本ではお盆も間近に迫る中、お墓参りで、改めて塔婆を眺めるのも意味が有るかもしれない。