自身の頭で考え、自分の言葉で発信、自らの意思で行動 記述に白紙のテストペーパー250411
2024年6月。採点をしながら思わず息を呑んだ。
 15問の4選択肢から正答を選ぶ問題で、<9問は正答を>の願い空しく8問が正解。
 合格点数不足分を記述問題で救済を。そんなこと考え、解答用紙に目をやると蘭は空白。

 1999年に立ち上げたわけだから、四半世紀を経たわけだが自治体史の取りまとめに召しだされている。
 往時、喜寿・古希に前後する方は、せっせと筆をすすめてくださった。
 当時、現役世代であったかたも次第に、古稀・還暦のハードルを越えられたが、目下散々に、ご苦労をいただいている。

 違いはなんぞや。そんな思いがめぐらすなか、25年4月11日。『東洋経済オンライン』版で、『読解力は最強の知性である』より一部抜粋・編集の記載を読んだ。
 7つの要因が解説されている。さらに、抜粋してここに紹介してみる。
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c18e1bce6d8ac543fd914d2d61297fc4876fff03

 ■本は読解力を養う「超実践の場」
  ①読書量の低下
  ②会話量の低下
  ③スマホの受動的使用【思考停止】
 ■一見便利な「思考しなくてもよい生活」の危険
  ④認知機能の低下
 ■読解力と認知機能の関係は、切っても切り離せない。
  ⑤個人が書くチャット&SNSの文章に触れる機会の増加
  ⑥世代間コミュニケーションの減少
  ⑦アウトプット不足
 ■借り物ではない「自分の言葉」でアウトプットを

  「記述問題の解答欄」を<空白>で提出の若者に、伝えた点。
  ⑧積極的に家事を分担、努めて地域での住民活動にも参加。
  ⑨夕食を共に過ごし家族とのコミュニケーション、叔父・伯母・イトコたちの話題を日常化。
  ⑨寝る前の一定時間<Text以外の本を読む>を日課に、できれば<読んだあとの一筆>めざす。

されば、「習った記憶がなくても、なにかを、なんとか、書くことできる」。
 かく申しつつ、「習っていないのではない」&「わすれたのではなく」、「なんとか書くこと出来る一文が浮かぶ」。