2025 02/03 09:59
Category : 社会
人間力・学びやすさ・学習資源コスト低負担 苦悩する短期高等教育機関250201
1月31日、北の『北海道新聞』が拓殖大学北海道大学の農業ビジネス学科が26年度から募集停止とする報を伝えた。
ネットで南の『南日本新聞』が、「続く短大閉学ドミノ…」と。
「生き残る道は『ハイブリッド型』への転換」。
「地方に根強い公立短大ニーズも満たす手法とは?」
「元学長は私大の公立化も視野に未来を語る」
秋になって、日本最東端の看護専門学校が二校。こちらは揃って。
専門学校3年履修+学部編入1年で「学士取得の道」開いたと報じている。
ご多聞にもれず「志願者の定員割れ」。
加えて「看護師をめざす」「看護師になりたい」の「次世代が少なくなっている」と聞かされた。
念頭に浮かんだ点がある。東京で面談の某氏は申した。
「院長は黒塗りの車で羽振りが良い」「しかし有資格者職員にお構いなし」
「(そこで)なり手がなくなった」。
その以前のこと。学校法人に「歯科衛生士養成校を」と関係機関に求められた、と。
この報が関係者には流れていたようだ。
顔をあわせるなり「(あの件は)どうなった?」と聴かれ、「ウチはやらない」。
短期高等教育機関。その強みは資格付与にあったのではないか。
少子化、公営事業の民営委託、非正規雇用の拡大。資格を得てもそれが尊重されない職場環境。
要するに「大学は出たけれど・・・・・」の平成・令和版が、明確になった。
少子化と4年制学部志向は、短期高等教育機関に厳しい。
他方で本邦18歳人口の高等教育機関進学率。京都府が60%台なかば。
以下、全国が50%台で、北海道は40%台、東北海道の港マチは30%台半ば。
なんと10ポイントずつ差がついている。
その<10ポイント>の差は<経済基盤の脆弱さ反映>と、筆者は考える。
短期高等教育機関が求められるのは、当時<学びたくても、学べなかった>に応ずる点ではないか。
企業から「即戦力」を求められる。企業にゆとりがなくなり、自前で職業教育の余裕なし。
その内容は「即戦力=人間力」=つまり開発能力の高さか。
また、地域の文化基盤強靭化のうえからも<開発能力向上>は不可欠と受け止める。
他方で放送大学が存在感を発揮している。高齢者講座にも評価が高い。
ところがそこには<学びにくさ>も内在。多様な学習システムの開発が遅れていると、見る。
「子どもの通院で、どうしても欠席しなければななかった」。悔しそうに訴える。
人間力・学びやすさ・学習資源コスト低負担。苦悩する短期高等教育機関250201
「学びやすさ」には多様な学び方システムを豊富に。
高額費負担の隘路には、公共の「人間への投資」をそこは先進国を標榜するに相応しく充当するとき。
1960年前後。「高校全入」を地域課題とした。
そこを克服の今、教育の質の高さを国民が享受できる時代に当面。
国際的にも経済成長で大きく後れをとっている、わが国のめざす、方向ではないか。
1月31日、北の『北海道新聞』が拓殖大学北海道大学の農業ビジネス学科が26年度から募集停止とする報を伝えた。
ネットで南の『南日本新聞』が、「続く短大閉学ドミノ…」と。
「生き残る道は『ハイブリッド型』への転換」。
「地方に根強い公立短大ニーズも満たす手法とは?」
「元学長は私大の公立化も視野に未来を語る」
秋になって、日本最東端の看護専門学校が二校。こちらは揃って。
専門学校3年履修+学部編入1年で「学士取得の道」開いたと報じている。
ご多聞にもれず「志願者の定員割れ」。
加えて「看護師をめざす」「看護師になりたい」の「次世代が少なくなっている」と聞かされた。
念頭に浮かんだ点がある。東京で面談の某氏は申した。
「院長は黒塗りの車で羽振りが良い」「しかし有資格者職員にお構いなし」
「(そこで)なり手がなくなった」。
その以前のこと。学校法人に「歯科衛生士養成校を」と関係機関に求められた、と。
この報が関係者には流れていたようだ。
顔をあわせるなり「(あの件は)どうなった?」と聴かれ、「ウチはやらない」。
短期高等教育機関。その強みは資格付与にあったのではないか。
少子化、公営事業の民営委託、非正規雇用の拡大。資格を得てもそれが尊重されない職場環境。
要するに「大学は出たけれど・・・・・」の平成・令和版が、明確になった。
少子化と4年制学部志向は、短期高等教育機関に厳しい。
他方で本邦18歳人口の高等教育機関進学率。京都府が60%台なかば。
以下、全国が50%台で、北海道は40%台、東北海道の港マチは30%台半ば。
なんと10ポイントずつ差がついている。
その<10ポイント>の差は<経済基盤の脆弱さ反映>と、筆者は考える。
短期高等教育機関が求められるのは、当時<学びたくても、学べなかった>に応ずる点ではないか。
企業から「即戦力」を求められる。企業にゆとりがなくなり、自前で職業教育の余裕なし。
その内容は「即戦力=人間力」=つまり開発能力の高さか。
また、地域の文化基盤強靭化のうえからも<開発能力向上>は不可欠と受け止める。
他方で放送大学が存在感を発揮している。高齢者講座にも評価が高い。
ところがそこには<学びにくさ>も内在。多様な学習システムの開発が遅れていると、見る。
「子どもの通院で、どうしても欠席しなければななかった」。悔しそうに訴える。
人間力・学びやすさ・学習資源コスト低負担。苦悩する短期高等教育機関250201
「学びやすさ」には多様な学び方システムを豊富に。
高額費負担の隘路には、公共の「人間への投資」をそこは先進国を標榜するに相応しく充当するとき。
1960年前後。「高校全入」を地域課題とした。
そこを克服の今、教育の質の高さを国民が享受できる時代に当面。
国際的にも経済成長で大きく後れをとっている、わが国のめざす、方向ではないか。