物語考える文化・孤独生きられる・心の領域に関心深化 小川洋子×東畑開人対談「他者を、物語を語り合う」241016
 物語考える文化・孤独生きられる・心の領域に関心深化 小川洋子×東畑開人対談「他者を、物語を語り合う」241016

たまたまネットで。(現代ビジネス)
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a997d2c180910962b212acc2041493a5a1535e0
「1ヵ月に1冊も本を読まない人がこんなに多い時代に「心」はどうなっているのか?『他者を、物語を語り合う』」
 作家の小川洋子氏と精神科医の東畑開人師の対談が飛び込んできた。

 その要旨は、次の4点になるのであろうか。
 ■「物語」について考える文化のない時代を生きる
 ■一人でいることは「悪」なのか?
 ■自分の「中」にいる上司は現実の上司より厳しい
 ■心の領域への関心の低下
 「むすび」に近く「個人的世界が文学を豊かにする」と示されている。

 「「物語」について考える文化のない時代を生きる」。これって、どういうことか。
 価値創造力の枯渇じた時代。そういうことなりや。確かに本邦の成長力、開発力、技担い手基盤層の崩壊を実感する。

 「一人でいることは「悪」なのか?」。思いつくのは、老若問わず「孤」の不安。
 高齢社会に移行した。単身家庭の急増、孤独死・孤立死の発生。
 他者を孤独に置き去りにする。それはなんとか避けることができても、自身を孤独下に置かないようにするは難しい。読書は時代も、地域も、人もつないでくれそう。
 
 「自分の『中』にいる上司は現実の上司より厳しい」。ここは転じて、自身に甘くなる?。
 類語に「外柔内剛」のキーワードもあるが。横行は「自分で自分を褒める」。
 他者が評価してくれない時代。他者を評価する余裕の失われた時代、「物語を読めない」に結節か。

 「心の領域への関心の低下」。対局にはモノ文化への極端な傾斜。
 モノを身につける、身のまわりに用意する。そこが目的化して貧困と不幸を嘆く時代を生きる?。
 「それぞれが異なる、それぞれが素晴らしい」。そこに行き着くや、「個人的世界が文学を豊かにする」。

 全編読了をおすすめ、 「1ヵ月に1冊も本を読まない人がこんなに多い時代に「心」はどうなっているのか?『他者を、物語を語り合う』」。