知床
資産依存、利益吸引型の<観光>から脱却したい 知床観光船遭難から一年230423

知床観光船遭難から一年230423.
1)出航判断のムリ、2)遭難船の整備不備、3)遭難時に運航管理者支持旅行中。
 まだ、あるようだ。きわめつけは「一億の保険をかけているから、心配ない」ではなかった、か。
 ホテル経営の落ち込みを、運航利益で補てん。そうしたニュアンスも伝わっている。

 界わいの温泉ホテル。
 部屋は「和室10畳の規格品」には訳がある。大型貸し切りバスで経済団体募集の男性たちや女性たちが、団体旅行でにぎわい、承けつくした時代があった。
 家族単位、夫婦二人の旅の時代に、部屋は似つかわしくない。

 大型貸し切りバスで団体旅行。
 かわって隣邦からの国際人をうけいれるも、観光地のどこでも似たような<他産地製造の土産品>販売。
 来訪者はカネのあなる木。儲けられるだけ、儲ける。そんな気風はなくなったのか。そう思っていたが。

 そうではなかったらしいと思いめぐらす、「知床観光船遭難」。
 道内配布紙の見出しは厳しい。「社長『海をまねていた』」「説明尽くさず、『謝罪』強調」。
 まだ、一部に<経営への哲学>再構築が求められているようだ。