不動明王の使者「三十六童子」巡る 不動尊霊場信仰210712
 不動明王の使者「三十六童子」巡る 不動尊霊場信仰210712 
 「北海道三十六不動尊霊場第十九番札所」。
 この案内に接し、「そういえば、米(よね)町・西端(さいたん)寺さんでもみた標識」。
 入口には「真言宗智山派 松光寺」の標柱が据えられてあって。さて、「三十六」の由来は、と。

 「近畿三十六不動尊霊場」の項で、
 「36の数の由来は、不動明王の眷属が三十六童子であることによる」。
 「また、人間の煩悩三十六支を表し」、
 「三十六か寺を巡拝することによって煩悩を消除する意味も含まれている」。
 「眷属」は「使者」を示す事柄であろうか。

 「煩悩三十六支」について考えた。
 「三毒」+「五蓋」+「五下分結=含む三結」+「五分結」で18の煩悩。ちょうど半数。
 世に「百八つ」とも「八万四千」とも申すも、それぞれに名称があるよう、で。

 ちなみに「北海道三十六不動尊霊場」は平成元年の開創である、と。
 1)1-9を「発心」として道北に
 2)が道東で10ー20番をあて「修行」の信仰
 3)道南に転じて「菩提」を
 4)札幌・小樽に「涅槃」の霊場。
 全国では「近畿」「東北」「関東」「北関東」「東海」などで霊場信仰が開創されている。

 散歩のなかに「霊場」「神社・仏閣」「祠・庵」を加えると良い。
 コースに一点を据えて、そこに「わが身を見てもらう」「わが身を見せに行く」意識で、日課が義務から報謝の行動に転ずる。
 そうではないか。