元旦 旦那
 「旦 丘陵に日がのぼる」「旦 米の飯に日があたる」 元旦の旦、旦那の旦210131



 元旦は元日の朝の意で、「元日の元旦では、もとモトと重なる」。そう言われたことがあった。

 初日は海岸で拝むと水平線から昇るし、陸では丘陵、山陵から姿を見せる。
 然らば、横棒の「-」は水平線、丘陵の尾根、家では飯の種の表層ではないのか。

 では、旦那。その時の「日の下、横棒はいかなるや」。1960年を境に、サラリーマン家庭で男女性別分業が進行した。そうではあるまいか。

 残業で会社に残って所得を増やす。女性は子育てに責任をもつ。
 かくていつの間にやら、「飯の種を稼ぐ、日の当たる場所」が男の存在位置になったか。



 そこで、応用問題。箆=へらの字の下に横棒を書くと、どうなるか。その心は、「年上の妻」。お後がよろしくないか。