巧みにマメコバチ さわやか自然百景180828
 巧みにマメコバチ さわやか自然百景180828.2018年の大型連休に津軽平野でロケーション、と。

 連続休日の時節は、津軽平野のリンゴが満開。りんご園経営者は枝の選定に余念なく、栄養が花芽のない枝や葉に届かぬようにと、懸命。

 そのかたわらでマメコバチ。受粉、結果に一働きながら、園内の小屋にシツラエられた木製リンゴ箱へとシキリに戻る。

 青森県でのリンゴ栽培。明治維新後に導入、定着したそうで。受粉をうながすマメコバチは外来種で、受粉促進とヒトに危害を与えない点が、注目されたのか。



 15分番組、その前半がたいへん興味あるプロセスの紹介。
 受粉でたくさん身につけた花粉。そのまま巣にもどり、用意されたヨシの随に蓄積する。ストロー管の奥に花粉が貯蓄されると、そこに産卵。ためこまれた花粉は幼虫のエサになる、と。

 その前にもう一仕事。
 ストロー管の入り口から3カ所。蜂密蝋をもって管道を封印。卵と花粉の「子ども部屋」は、三重の密蝋の壁で守られる。

 さわやか自然百景=津軽平野。岩木山の見下ろす平野で委営まれるりんご園とマメコバチの生態。
 マメコバチは蜂密蝋で管道を封印し、その生涯をおえる、と。