2016 12/27 19:10
Category : 日記
見えないところにある伝統と価値 高谷 朝子 (著), 明石 伸子 太田 さとし『宮中賢所に五十七年間』
多くは<覗き見><見ることができないと、いっそう見たくなる>などという、次元ではないのであろう.
新年がちかづくと、きまって「新春をお迎えの天皇ご一家」あtる、ファミリーフォットがメディアを通じ報道される.
皇室は象徴として、家庭像のモデルのようにもおもえるが、ことの本質はそこにあるわけでもあるまい.
「国民のために祈る」
そこが永年にわたる祭祀集団の長たるの位置.そいうことであろう.
書の紹介.「交替制が定着した現在の内掌典の中で、生涯をかけて伝統を継承した最後の貴重な存在=著者:高谷朝子氏」。「現在は、内掌典として神に捧げた半生を振り返りつつ、静かに余生をおくる」と、綴られる.
戦後における天皇家の公と私.縦糸と横糸の綴り以外にも、そこは「見えざる意外性」と「見えないながらも示されている法則性」なるものを、示唆してくれる.(ビジネス社 2006年).