2016 03/03 06:13
Category : 景観
モシリヤ Mushiriya pet(永田方正著)
北海道東部、釧路市.城山・材木町・大川町・住吉をあわせて、旧名「モシリヤ」.
永田方正著『初版 北海道蝦夷語地名解 復刻版』は、そこの表記を「Mushiriya pet ムシリヤ ペツ 川島」と記載しています.
昭和初期.釧路川に新放水路=「新釧路川」を開いて川幅を狭くした時まで、現在の「旭橋」所在地に中洲=川島があったことに、因みます.
サル シ プト Sar ush putu
同様に永田は、「Sar ush putu サル シ プト 茅の・川口」と、釧路川に合流する支流=サルウシナイ川についても、記載しています.
サルウシナイ川、釧路川とサルウシナイ川の合流点を見おろす位置に<国指定史跡 モシリヤチャシ址>=黒印が、あります.
モシリヤ&サルウシナイ
現在の行政字「城山」は、アイヌ民族の一大土木工事である<チャシ跡>に由来しています.
上図中、茶印は釧路仏舎利塔、紺色は<生活雑貨店 OKAMEINKO>さんが、出店のビル、黄緑印が写真撮影地>.
取材は2月27日、良く晴れた土曜日の午後のことでした.
この表音・表記について、山田秀三著『北海道の地名』で探してみました.どうも見当たらない.
そこで本欄では、永田方正著『初版 北海道蝦夷語地名解 復刻版』によって、メモっておきます.