耕地 人口 石高の推移 江戸時代


 耕地 人口 石高の推移 江戸時代.
 さまざまな報告の中から耕地と石高推移をみると、耕地の伸び率と石高の推移は<正の関係>にある、らしい.
 太閤検地時点で「300歩程度(=1反)で、1石」の計算であったと、される.1ヘクタールの収量は10石=1.5トンということか.



 江戸時代の人口は?と、言うと.
 米一石で一人を養うことができたとも、言う.そうすると幕末・明治維新時で、ほぼ3000万人.

 これを短期的にみると、天明、天保の飢饉時は、人口減少がおこり、また回復して増加を繰り返している.

 戦国から統一政権.政権と政情の安定で、新田開発がすすんだ.つまり、耕地面積は確実に増えた.
 しかし1700年代にはいると耕地面積の増加は、停滞期にはいった.石高も人口増も微量となった.

 そこに飢饉.
 単位あたり収量が激減.養うなうことのできる人口も減らざるを得ない.
 「減らざるをえない」ではなく、「口減らし」を行う<貧困>があった、か.

 さて、現代.
 人口減が予測されている.これまでにも人口減のあった貴台がある.
 しかし復元したし、増加にも転じた.これからの日本はどうなるか.

 江戸時代.人口減は政権に打撃となった.将軍家・大名家の赤字財政は、大いに膨らんだ.
 今、国家の借金.国債が増加の一途.整理のメドがない.その影響はいずれに.かつ誰が、背負うのか.