2015 01/21 08:45
Category : 書評
高度経済成長下、権力と人間の両方 真山仁著「小説日本銀行」.
真山仁は、城山三郎の「小説日本銀行」の一端を、このように示すか.
「いわば、日銀を通して、高度経済成長を続ける日本の権力と人間の両方を一気に描こうとしていた(32p).
城山は日本銀行の特色を二点示すとして、引用する.
「日銀は(1)われわれの日常の幸不幸にかかわってくる公的存在」、
「同時に、(2)すぐれたエリートの大群、マンモス的機構・細分化された仕事を携え持ち、(略)組織と人間のかかわりについて一つの典型的な実験の場」.
実際に読んだのは、石油ショックのころと、回想する.
小説、つまり虚構として読みあげた.記憶にとどめることはすくなかったが、それでは作家に失礼と判明.
手にした文庫本を取り出すにも、所蔵庫にでかけねばならぬ.(NHKETV『知るを楽しむ こだわり人物伝』 日本放送出版協会 2007年8月).
真山仁は、城山三郎の「小説日本銀行」の一端を、このように示すか.
「いわば、日銀を通して、高度経済成長を続ける日本の権力と人間の両方を一気に描こうとしていた(32p).
城山は日本銀行の特色を二点示すとして、引用する.
「日銀は(1)われわれの日常の幸不幸にかかわってくる公的存在」、
「同時に、(2)すぐれたエリートの大群、マンモス的機構・細分化された仕事を携え持ち、(略)組織と人間のかかわりについて一つの典型的な実験の場」.
実際に読んだのは、石油ショックのころと、回想する.
小説、つまり虚構として読みあげた.記憶にとどめることはすくなかったが、それでは作家に失礼と判明.
手にした文庫本を取り出すにも、所蔵庫にでかけねばならぬ.(NHKETV『知るを楽しむ こだわり人物伝』 日本放送出版協会 2007年8月).