2012 05/01 19:25
Category : 書評
宮城谷昌光著『孟嘗君と戦国時代』。タイトルは『孟嘗君と戦国時代』ながら、内容的には『戦国時代と孟嘗君』というべきか。孟嘗君登場までの、導入が丁寧すぎるというのが、第一巻。
理由はどうやら『史記』記載の年表が、どうも良い加減であったことに気がつき(7p)、その修正・補強をめざした点にはじまるのかも、知れない。
他方で、複雑な春秋ー戦国時代を一望できるようにするには、『史記』による既成概念を再構成する必要を、痛感したのかもしれないのだが。
でも、複雑すぎるの感。それだけに、孟嘗君の哲学と指揮から時代を読まれたほうが、すんなり読めたのかもしれない。(日本放送出版協会 『この人この世界』 2008年)。
理由はどうやら『史記』記載の年表が、どうも良い加減であったことに気がつき(7p)、その修正・補強をめざした点にはじまるのかも、知れない。
他方で、複雑な春秋ー戦国時代を一望できるようにするには、『史記』による既成概念を再構成する必要を、痛感したのかもしれないのだが。
でも、複雑すぎるの感。それだけに、孟嘗君の哲学と指揮から時代を読まれたほうが、すんなり読めたのかもしれない。(日本放送出版協会 『この人この世界』 2008年)。