2011 04/12 06:25
Category : 書評
平松守彦著『地方からの発想』。「一村一品」は、この著者の施策で全国に知られるようになった。
「一村一品」は、「地域の内発的な発展力を生み出す開発手法」(116p)と位置づける。明確ではないが、ロスアンジェルスで取り組まれている「ワンビレッジ・ワンプロダクト」にも、影響を与えたか(103p)。
造語がおもしろい。「ハイテクとローテク」と章をおこして、外部から地域にインパクトを与え、地域の経済構造を変革して行こうとする、が。「ローテク」は「低テクノロジー」ではなく「ローカルテクノロジー(地域技術)」の短略形とする(162p)。
テクノポリス建設は「広域点在」「農工並存」「人材育成」の三原則ですすめる、とある(134p)。
「地域の文化」「地方自治と地方分権」の項に、もう少し発言ががほしかった。ないものねだりということになるのか。(岩波書店 1990年)
「一村一品」は、「地域の内発的な発展力を生み出す開発手法」(116p)と位置づける。明確ではないが、ロスアンジェルスで取り組まれている「ワンビレッジ・ワンプロダクト」にも、影響を与えたか(103p)。
造語がおもしろい。「ハイテクとローテク」と章をおこして、外部から地域にインパクトを与え、地域の経済構造を変革して行こうとする、が。「ローテク」は「低テクノロジー」ではなく「ローカルテクノロジー(地域技術)」の短略形とする(162p)。
テクノポリス建設は「広域点在」「農工並存」「人材育成」の三原則ですすめる、とある(134p)。
「地域の文化」「地方自治と地方分権」の項に、もう少し発言ががほしかった。ないものねだりということになるのか。(岩波書店 1990年)