添書
 小生に贈り物をと、書こうとしているわけではない。でも、頂戴して、しばし、うなった、唸った。

 父方の親類から、秋の実りをたくさん頂戴した。
 
 配達の荷物を、簡単に持ち上げようとして、連れ合いは腰にガツーンときたそうで。それほどの念入りな贈り物であった。

 あけてビックリ。いまどき貴重な筆墨あざやかな、書面が一葉。

 「新潟の味、楽しんでいただければ」。心にくい一筆。

 モノがゆきかう中元、歳暮。モノはとどくがメッセージはないことが多いのに。

 原料にエキス。ありがたく頂戴している。鮮やかな墨痕ととともに。感謝。

 重ねて書かせていただく。贈り物を催促しているわけではない。
 また、《みんなが同じようにすべき》と、申し上げてはいない。そこのところを、読んでくださいな。