箸。日本型食生活に欠かせない。NHKの番組での放送から、おもいついた部分を記載しておく。

 箸は神様に供え物をするときの、橋渡しの道具(Tool)で、起源は8世紀ほどまでさかのぼる。
 転じて人間生活では、食べ物をツマミあげるために主として用いる。
 江戸時代、富裕階層が漆を用いて豪華な塗り物に仕立て上げ、素材そのものの質感から意匠が多様化したという。

 然らば外国では、これにかわるナイフとフォークが、食事に用いられる歴史は浅いのだという。なぜ?、答えは「食事はほぼ手づかみであった」ということ。
 ナイフは作業や手術にもちい、フォークはそもそも牧草処理の道具。手づかみの食事からToolを用いた食事に転じたのは、フランス革命後の変化なのだそうだ。

 インドで手づかみでカレーを食べる文化。おかしいと思ってはいけないらしい。ヨーロッパも、手づかみ食事と、放送では伝えていたが。

 では、フォークの背に米飯をのせて食べる文化。貴族の高貴性と庶民の野蛮性を対比するもの?。

 そのことは、話題として取りあげられなかった、が。