奥野宣之著『読書は1冊のノートにまとめなさい』。
 奥野宣之著『読書は1冊のノートにまとめなさい』。「インストール・リーディングとは、本の中身を確実に自分のものにする技術」(26p)というところが、主題であるらしい。

 読んで、すぐに忘れるでは、なんのために読んだか?ということには、なる。本は仕事をすすめるために読むから、どのあたりに「こんなことが書いてある」程度の読みで、おおむね記憶によってきたが。

 このごろは少しばかり方法を変えて、本欄にメモを書評ふうに書いて、それで終わっている。あるときは、検索エンジンで自分の書いたものを探したことも、あるが。

 「どんな本を買って読み」「本のどの部分に注目し」「何をおもったか」(7p)。すらすらと、説明できれば、読書は大成功ということでもあろう。(ナナ・コーポレート・コミュニケーション 2008年)