2010 09/27 21:23
Category : 書評
宮田黄李夫句集『参上』。このほど、上梓され、頂戴した。平成8年春を冒頭に、平成17年暮れまでの10年、1309句がまとめられた。
あとがきに「七十代、十年間の作品で編み」とあるように、古希から傘寿の10年の日々を彩ることになる。
彷彿と知己のお方が脳裏をよぎり、北辺の実景が間近にめぐってゆく秀句のきらめき。
「生牡蛎や窓にはレモンの輪切り月」。月も上品にして、ことのほか役立ち、引き立てられる、感性の見事さ。
たまたま、宮坂静生著『季語の誕生』を読んでいる。花・月・雪に鶯と紅葉がくわわる四季のうつろい。実景と季語の重なりを問うこの本のページを、急ぎめっくている。
あとがきに「七十代、十年間の作品で編み」とあるように、古希から傘寿の10年の日々を彩ることになる。
彷彿と知己のお方が脳裏をよぎり、北辺の実景が間近にめぐってゆく秀句のきらめき。
「生牡蛎や窓にはレモンの輪切り月」。月も上品にして、ことのほか役立ち、引き立てられる、感性の見事さ。
たまたま、宮坂静生著『季語の誕生』を読んでいる。花・月・雪に鶯と紅葉がくわわる四季のうつろい。実景と季語の重なりを問うこの本のページを、急ぎめっくている。