2010 06/19 06:52
Category : 書評
大野晃著『限界集落と地域再生』。高齢社会に移行し、人口の圧倒的部分が65歳以上の年齢階層で占められる集落。
自治体単位の集約とは別に、山間部の農林業地域で高齢化がすすんでいる。局地的に偏った人口構成が結果され、それが全国的に散在する事象。
森林が兼業のうえに数世代にわたって投資と管理が不可欠にもかかわらず、国内産材の価格が低迷をつづける。むしろ資源代替で、外国産材に需要が転じ、森が荒廃、人材が高齢になっている。
再生の道はあるのか。その切り口のひとつが、限界集落を孤立させない水源集落の位置づけであり、地域観であるようだ。
生活、流通、医療、コミュニケーション。血ではなく、水がむすぶ地域関係。そこに手がかりがありそうである、が。
自治体単位の集約とは別に、山間部の農林業地域で高齢化がすすんでいる。局地的に偏った人口構成が結果され、それが全国的に散在する事象。
森林が兼業のうえに数世代にわたって投資と管理が不可欠にもかかわらず、国内産材の価格が低迷をつづける。むしろ資源代替で、外国産材に需要が転じ、森が荒廃、人材が高齢になっている。
再生の道はあるのか。その切り口のひとつが、限界集落を孤立させない水源集落の位置づけであり、地域観であるようだ。
生活、流通、医療、コミュニケーション。血ではなく、水がむすぶ地域関係。そこに手がかりがありそうである、が。