テキスト軽量化 知楽遊学シリーズ
 知楽遊学シリーズ。日本放送出版協会のテキストだが、近年、大衆化がすすみすぎてしまった。そう、思う方はおいでにならないであろうか。

 第一は2ヶ月8週の放送を、ワンテーマでまとめる著作が少なくなった。かつてNHK市民大学ではじまったと思うが、当時は放送時間も1回=30分、半年=26回のテキストを書いていたとおもう。

 こちたはNHK第二放送のラジオ番組では踏襲されているが、ETV放送のほうは短く、かつ、8回の放送を2分して4回ずつ、おまけに毎週違うゲストの放送ということもある。

 第二は口述を、編集者がまとめて刊行というスタイルが、目に付いてしかたがない。筆力の低下、書いて話をできる論者がふそくということ?。

 最後は、再放送テキストが頻繁に、しかも悪いことに、4回の新しい話とのセットで販売ということが繰り返されている。再放送、再発行なら、両方の話題ともに新しいものか再放送・再発行でまとめて、ほしい。

 ウランかな、売れない。その底意地がみえてきそうで、いささか不愉快感もないではない。

編集 ペン : 日本語を自由に取り扱える方が減ってきたように思います。こんなに素敵な語彙がたくさんある国ってそうそう無いと思うのですが・・