2003 09/29 03:07
Category : 日記
09/25 04:24 43.9N 142.7E 192k 4.1M 北海道中部(世界版)
09/26 05:05 41.9N 144.2E 33k 5.3M B 北海道南部の十勝沖(世界版)
09/26 05:10 41.9N 143.6E 33k 5.5M B 北海道南部のえりも岬沖(世界版)
09/26 06:02 41.9N 144.1E 33k 5.3M A 北海道南部の十勝沖(世界版)
09/26 06:20 41.9N 144.4E 33k 4.7M 北海道南部の十勝沖(世界版)
09/26 10:39 41.7N 144.0E 33k 4.7M 北海道南部の十勝沖(世界版)
09/27 01:38 42.0N 143.1E 50k M3.2 北海道南部の浦河沖
09/27 05:38 41.9N 144.8E 30k M6.0 北海道南東の釧路沖/震度3
09/27 05:47 38.9N 141.6E 70k M3.9 宮城県北部
09/27 07:11 41.9N 144.9E 10k M4.8 北海道南東の釧路沖
09/27 07:57 38.5N 141.2E 10k M3.0 宮城県北部
09/27 11:14 42.0N 144.4E 30k M4.9 北海道南東の釧路沖
09/27 11:46 42.4N 144.7E 50k M3.9 北海道南東の釧路沖
09/27 11:57 42.1N 143.1E 50k M3.5 北海道南部の日高支庁東部
09/27 13:41 41.7N 145.2E 20k M4.7 北海道南東の釧路沖
09/27 15:42 34.3N 139.2E 20k M2.6 新島・神津島近海
09/27 13:55 34.1N 135.3E 10k M3.1 和歌山県北部
09/27 17:06 42.7N 144.4E 60k M5.2 北海道南東の釧路沖/震度4
09/27 23:37 24.4N 123.4E 50k M4.0 与那国島近海
09/28 01:07 42.3N 144.4E 30k M5.3 北海道南東の釧路沖/震度3
09/28 07:12 28.9N 128.3E 30k M6.0 奄美大島近海
09/28 07:23 42.1N 143.0E 60k M5.3 北海道南部の日高支庁東部/震度4
09/28 08:04 42.2N 144.8E 30k M5.2 北海道南東の釧路沖/震度3
09/28 09:23 42.2N 143.4E 50k M5.0 北海道南部の十勝沖/震度3
09/28 10:09 38.4N 141.2E 10k M2.2 宮城県北部
09/28 10:14 35.2N 138.4E 20k M3.9 山梨県中西部
09/28 12:22 34.1N 135.1E 10k M2.9 和歌山県紀伊水道
09/28 13:18 42.6N 144.8E 50k M5.4 北海道南東の釧路沖/震度3
09/28 18:15 35.5N 140.5E 50k M2.8 千葉県東方沖
・・・下記データの全て日本時間・・・
09/27 20:33:25 49.98N 87.90E 18.4 7.3M A カザフスタンと中国の境
09/28 03:52:47 50.08N 87.79E 14.8 6.3M A ロシア南中部
◆◆9月28日(日)日没、空知支庁/月形町より観測◆◆
28日の午後6時過ぎ。月形町当別寄りから望む国道12号線辺りの上空、全空を覆う分厚い雨雲の中に大変な規模の筋状、もしくは断層形状を確認した。その規模はM6近い印象もあって、たぶんに十勝沖地震の余震だろうと思い込んでしまった。しかし、測定したところ想定震源方位は全く違うものだった。
震源方位ラインは方位角210度-30度(南南西ー北北東)、函館市〜富山市〜和歌山県田辺市〜フィリピン/ミンダナオ島西部〜スラウェシ島西海岸〜スンバワ島方位−網走支庁雄武町〜オホーツク海〜カムチャツカ半島/ウスチ ソポチノエ〜ベーリング海峡/アラスカ方位。
推定発生規模はM5.5±0.5、一週間前後は様子を見なければならない。規模の大きな地震の場合には、大抵は超遠方震源で遥か海外の場合が多く、深発や無感ということも在り得る。できれば気象性の単なる見誤りであることを願う。
尚、画像は日没時のために撮影は不可。
本来であれば、もっと多くの言及すべき事柄が沢山あるのですが、なかなか手が回りません・・・。
今回の2003年十勝沖地震の直前前兆雲については、TV報道の影響もあってか、幸いなことに目撃者による素晴らしい撮影が幾つも残っていました。(サイト『My Gallery Photo of Hokkaido』撮影日時/9月21日05:24=撮影地/室蘭市の南東向きの海岸-東寄りを向けて撮影)
そして、今回の素晴らしい教訓としては、たとえ海溝プレート境界型M8というような稀な巨大地震においても、基本的な地震雲の形態というのは何ら変わるものではないということ。そして注目すべきは、これほどの至近距離においても地震雲が確認されたという事実にあります。私のこれまでの観測事例としては、M6以上という大型の前兆雲の場合の結果地震は海外ということが多かった。しかしこれで、国内域のM8前兆も地震雲として確認できるということが判ったわけです。
因みに、今回の目撃地震雲と震央との距離は大凡、当地からは約236km。サイト『十勝・帯広のリンクと情報「とかちナビ」』の撮影地からは約109kmほどでした。
尚、過去6月には規模はM5未満ながら、当サイトにおいて日高十勝方面の内陸直下型の地震前兆雲を捉えた経験はありました。
【■■6月15日(日)夕方観測の該当地震が発生 !!■■
▲06/18 13:36 42.3N 143.1E 60k M4.6 十勝地方南部/震度2
撮影地震雲画像
測定震源方位ラインと結果震源
『15日午後7時15分頃、方位角148−328度ライン方位震源の断層状雲を確認。ハッキリしませんが、規模的にはM5級と思います。方位から疑わしき震源は、襟裳方面日高沖〜ソロモン諸島〜フィジー/バヌアツ方面。(観測地/砂川市)』
(投稿 2003/06/17 23:29:36 )
――結果考察――
規模の推定を単純にM5級と想定してしまったが、328度側の雲の途切れ具合からいってもM4.5以上とすべきだった。測定震源方位については申し分なく、誤差は−1度程度の高結果。てっきり外国の超遠方を予想していたが、M5未満の可能性からはもっと近距離を想定すべきで、方位からは当然、北海道の内陸も視野に入れるべきであった。尚、この近距離でこれほど見事な断層状雲を確認したのは記憶になく、とても貴重な観測記録になったものと思っている。】
大地震を警告するTV番組の特集で地震雲が紹介され、一部、断層状雲の目撃地がそのまま震源域であると決めつけて恐怖する事態も起こっておりますが(そこが震源ということではありません-----クリスタル)、雲と地震の関係について広く知れ渡ったことはとても意義が大きかった。しかも今回の北海道の巨大地震の前兆雲を目撃された方には、もう説明などは不要であると思います。その方々には完全に判ったことでしょう。つまり、鋭くシャープな形状の異様で巨大な雲が確かに今回の地震の震源へと向いていた事実を!
大地震発生直後
26日早朝、東京方面の空「虹」
同じく、異常雲焼け現象
皆さん、ご自分の見ているものが地震雲かどうか?といって迷っているようですが、大抵の場合はたしかに地震雲といえるものが多いです(その規模やレベルに関わらず)。例えばこの、さちさん撮影画像を見ても素晴らしい観察眼で捉えていることがよく判ります。
* 測定方位を示すために各都市や地域名称などを当てていますが、これはそこが震源という意味はありません。あくまでも方位に合致する判り易い場所を示すためのものですので、どうかご了承下さい。
09/26 05:05 41.9N 144.2E 33k 5.3M B 北海道南部の十勝沖(世界版)
09/26 05:10 41.9N 143.6E 33k 5.5M B 北海道南部のえりも岬沖(世界版)
09/26 06:02 41.9N 144.1E 33k 5.3M A 北海道南部の十勝沖(世界版)
09/26 06:20 41.9N 144.4E 33k 4.7M 北海道南部の十勝沖(世界版)
09/26 10:39 41.7N 144.0E 33k 4.7M 北海道南部の十勝沖(世界版)
09/27 01:38 42.0N 143.1E 50k M3.2 北海道南部の浦河沖
09/27 05:38 41.9N 144.8E 30k M6.0 北海道南東の釧路沖/震度3
09/27 05:47 38.9N 141.6E 70k M3.9 宮城県北部
09/27 07:11 41.9N 144.9E 10k M4.8 北海道南東の釧路沖
09/27 07:57 38.5N 141.2E 10k M3.0 宮城県北部
09/27 11:14 42.0N 144.4E 30k M4.9 北海道南東の釧路沖
09/27 11:46 42.4N 144.7E 50k M3.9 北海道南東の釧路沖
09/27 11:57 42.1N 143.1E 50k M3.5 北海道南部の日高支庁東部
09/27 13:41 41.7N 145.2E 20k M4.7 北海道南東の釧路沖
09/27 15:42 34.3N 139.2E 20k M2.6 新島・神津島近海
09/27 13:55 34.1N 135.3E 10k M3.1 和歌山県北部
09/27 17:06 42.7N 144.4E 60k M5.2 北海道南東の釧路沖/震度4
09/27 23:37 24.4N 123.4E 50k M4.0 与那国島近海
09/28 01:07 42.3N 144.4E 30k M5.3 北海道南東の釧路沖/震度3
09/28 07:12 28.9N 128.3E 30k M6.0 奄美大島近海
09/28 07:23 42.1N 143.0E 60k M5.3 北海道南部の日高支庁東部/震度4
09/28 08:04 42.2N 144.8E 30k M5.2 北海道南東の釧路沖/震度3
09/28 09:23 42.2N 143.4E 50k M5.0 北海道南部の十勝沖/震度3
09/28 10:09 38.4N 141.2E 10k M2.2 宮城県北部
09/28 10:14 35.2N 138.4E 20k M3.9 山梨県中西部
09/28 12:22 34.1N 135.1E 10k M2.9 和歌山県紀伊水道
09/28 13:18 42.6N 144.8E 50k M5.4 北海道南東の釧路沖/震度3
09/28 18:15 35.5N 140.5E 50k M2.8 千葉県東方沖
・・・下記データの全て日本時間・・・
09/27 20:33:25 49.98N 87.90E 18.4 7.3M A カザフスタンと中国の境
09/28 03:52:47 50.08N 87.79E 14.8 6.3M A ロシア南中部
◆◆9月28日(日)日没、空知支庁/月形町より観測◆◆
28日の午後6時過ぎ。月形町当別寄りから望む国道12号線辺りの上空、全空を覆う分厚い雨雲の中に大変な規模の筋状、もしくは断層形状を確認した。その規模はM6近い印象もあって、たぶんに十勝沖地震の余震だろうと思い込んでしまった。しかし、測定したところ想定震源方位は全く違うものだった。
震源方位ラインは方位角210度-30度(南南西ー北北東)、函館市〜富山市〜和歌山県田辺市〜フィリピン/ミンダナオ島西部〜スラウェシ島西海岸〜スンバワ島方位−網走支庁雄武町〜オホーツク海〜カムチャツカ半島/ウスチ ソポチノエ〜ベーリング海峡/アラスカ方位。
推定発生規模はM5.5±0.5、一週間前後は様子を見なければならない。規模の大きな地震の場合には、大抵は超遠方震源で遥か海外の場合が多く、深発や無感ということも在り得る。できれば気象性の単なる見誤りであることを願う。
尚、画像は日没時のために撮影は不可。
本来であれば、もっと多くの言及すべき事柄が沢山あるのですが、なかなか手が回りません・・・。
今回の2003年十勝沖地震の直前前兆雲については、TV報道の影響もあってか、幸いなことに目撃者による素晴らしい撮影が幾つも残っていました。(サイト『My Gallery Photo of Hokkaido』撮影日時/9月21日05:24=撮影地/室蘭市の南東向きの海岸-東寄りを向けて撮影)
そして、今回の素晴らしい教訓としては、たとえ海溝プレート境界型M8というような稀な巨大地震においても、基本的な地震雲の形態というのは何ら変わるものではないということ。そして注目すべきは、これほどの至近距離においても地震雲が確認されたという事実にあります。私のこれまでの観測事例としては、M6以上という大型の前兆雲の場合の結果地震は海外ということが多かった。しかしこれで、国内域のM8前兆も地震雲として確認できるということが判ったわけです。
因みに、今回の目撃地震雲と震央との距離は大凡、当地からは約236km。サイト『十勝・帯広のリンクと情報「とかちナビ」』の撮影地からは約109kmほどでした。
尚、過去6月には規模はM5未満ながら、当サイトにおいて日高十勝方面の内陸直下型の地震前兆雲を捉えた経験はありました。
【■■6月15日(日)夕方観測の該当地震が発生 !!■■
▲06/18 13:36 42.3N 143.1E 60k M4.6 十勝地方南部/震度2
撮影地震雲画像
測定震源方位ラインと結果震源
『15日午後7時15分頃、方位角148−328度ライン方位震源の断層状雲を確認。ハッキリしませんが、規模的にはM5級と思います。方位から疑わしき震源は、襟裳方面日高沖〜ソロモン諸島〜フィジー/バヌアツ方面。(観測地/砂川市)』
(投稿 2003/06/17 23:29:36 )
――結果考察――
規模の推定を単純にM5級と想定してしまったが、328度側の雲の途切れ具合からいってもM4.5以上とすべきだった。測定震源方位については申し分なく、誤差は−1度程度の高結果。てっきり外国の超遠方を予想していたが、M5未満の可能性からはもっと近距離を想定すべきで、方位からは当然、北海道の内陸も視野に入れるべきであった。尚、この近距離でこれほど見事な断層状雲を確認したのは記憶になく、とても貴重な観測記録になったものと思っている。】
大地震を警告するTV番組の特集で地震雲が紹介され、一部、断層状雲の目撃地がそのまま震源域であると決めつけて恐怖する事態も起こっておりますが(そこが震源ということではありません-----クリスタル)、雲と地震の関係について広く知れ渡ったことはとても意義が大きかった。しかも今回の北海道の巨大地震の前兆雲を目撃された方には、もう説明などは不要であると思います。その方々には完全に判ったことでしょう。つまり、鋭くシャープな形状の異様で巨大な雲が確かに今回の地震の震源へと向いていた事実を!
大地震発生直後
26日早朝、東京方面の空「虹」
同じく、異常雲焼け現象
皆さん、ご自分の見ているものが地震雲かどうか?といって迷っているようですが、大抵の場合はたしかに地震雲といえるものが多いです(その規模やレベルに関わらず)。例えばこの、さちさん撮影画像を見ても素晴らしい観察眼で捉えていることがよく判ります。
* 測定方位を示すために各都市や地域名称などを当てていますが、これはそこが震源という意味はありません。あくまでも方位に合致する判り易い場所を示すためのものですので、どうかご了承下さい。