21日早朝出現の雲の実態は???
 「しかも今回の北海道の巨大地震の前兆雲を目撃された方には、もう説明などは不要であると思います。その方々には完全に判ったことでしょう。つまり、鋭くシャープな形状の異様で巨大な雲が確かに今回の地震の震源へと向いていた事実を!」(2003 09/29 03:07 更新)

 前回の更新で、サイト『十勝・帯広のリンクと情報「とかちナビ」』の撮影、及びサイト『My Gallery Photo of Hokkaido』撮影などの21日早朝の壮絶な雲について、私の勘違いにて十勝大地震の震源へそのまま向いていると表現しましたが、これは完全な間違いでした。
 十勝大地震の震源に対しては直角(垂直)方位に値することになります。ということで、この雲の場合については当サイトの考え方としては、現状では残念ながら十勝大地震との関連は不明?であるといわざる得ません。その理由は、今回のような数百キロメートルに及ぶような長大な震災級帯雲や断層状について、垂直方位震源説を当てはめてみると、その目撃ポイントの違いによって推定震源は全くバラバラに異なってしまうからです。
 ですから私は、波状及び波紋状であると目視確認のできるものでなければ、垂直方位に震源を求めることをしておりません。

 尚、この21日早朝の観測雲については、延長方位のもっと他の遠方地での大型震源を求める必要があるものと考えました。そういう視点で今一度、検討したところ、該当結果を疑えるような大型地震を見つけることができました。それが日本時間22日未明、午前3時過ぎに発生したミャンマー震源のM6.5の地震でした。21日ひまわり水蒸気画像6時で確認すると、ちょうど道東-日高山脈-道南へと跨ってかかっている断層形状が恐らくこの撮影地震雲であり(台風の形成帯とは完全にイコールではないことに注目)、その延長方位にほぼこの震源が位置することが解りました。撮影断層状ラインの中心と思われる大樹町付近からは、方位角約258度方位に該当します。
 ▲09/22 03:16:12 19.91N 95.72E 10.0 6.5M A ミャンマー

 同じく北海道の稀少な観測研究者、かわPd氏の画像掲示板に全国各地から凄い画像が寄せられています。是非、ご参照をお勧めします。どうも大変な地震前兆が空に顕われいることは間違いなさそうです。これについては、あらためて検討したいと思います。
 @Kawap`s Bar Roses−地震掲示板〔空知支庁・栗山町〕


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 数日中に「東京スポーツ」新聞紙上にて、私クリスタルとサイト上で紹介しました観測内容、そしてリンク及びアップしました素晴らしい画像などが掲載される予定です。