地震雲報告についての矛盾パート2 疑問? 「先祖供養」を文句に商売する人たち !!
12/15 10:13 40.9N 142.0E 50k M3.9 青森県東方沖
12/15 13:37 34.2N 135.2E 10k M2.8 和歌山県北部
12/15 20:31 37.6N 141.7E 80k M4.1 福島県沖 
12/17 07:17 33.5N 135.6E 20k M4.1 和歌山県南部 
12/18 00:48 40.1N 142.5E 30k M4.6 岩手県沖 
12/18 05:12 34.9N 135.4E 10k M3.2 兵庫県南東部 
12/18 19:20 34.2N 135.2E 10k M2.9 和歌山県北部 
 ・・・下記データの全て日本時間・・・
12/14 20:15:43 51.47N 160.05E 33.0 4.7M B カムチャッカ半島東沖
12/14 20:39:50 51.49N 160.20E 33.0 4.1M B カムチャッカ半島東沖
12/15 05:10:54 51.74N 160.14E 33.0 4.3M B カムチャッカ半島東沖
12/15 13:08:43 48.68N 154.72E 63.8 4.9M 千島列島
12/17 13:32:53 56.88S 25.04W 10.0 6.3M B サウス・サンドウィッチ諸島


 17日にも明瞭な月の光冠現象が見られた。これが地震前兆だというと気象学者に叱られそうだが、しかし見ているとどうも、月に雲が掛かればなるというものではなくて、何か非常に微妙な条件が必要なようだ。掛かる雲の濃度と高度の微妙なサジ加減?という感じはするが、これが震源から吹き出して滞空するエアロゾルの影響に拠るとするならば、非常に面白い見方であるとは思う。これまでの観測と地震との比較では、光冠現象の見られた夜から48H内で北海道近郊、東北、千島列島などでM5以上の地震が発生することが多いように見える。ただ、まだ確信はない。無感地震まで調べなければハッキリしないと思うが、これを調べるには相当な根気が要るだろう・・・。
 20日04時10分ピーク時間が満月となっていて、すでに月齢トリガーに突入している。これから地震が発生しやすくなる可能性、注意が必要。15日、千島・カムチャッカ海溝の中央付近にてM6.3もの深発無感が発生している。

 前回、霊能者の地震予知の話をしたが、週刊実話のトップ記事『西暦の末尾「3」は――大事件/災害多発――恐怖の大凶』を見たところ、北海道の大地震を予知しているのは、ひょうたん良という霊感占い師。その地震は来年、前半だとのこと。 


●●地震雲報告についての矛盾パート2 !!●●
 日本の周辺域では、1日平均3〜5個の有感地震が発生しているが、無感を含めた全体では震源(場所)が確認できるものだけで1日、平均300個以上もの地震が発生しているという(HP「日本地震学会」による)。であるから、前々回の更新で述べたように、青森市からの南南西といった曖昧な方位提示では、なかなか結果地震は特定できないことになる。前回、マグニチュードと震度の関係で述べたように、有感となるか無感かはあくまで結果であって、地震雲の結果地震は無感、有感を問わない(但し、規模の大きな地震雲の結果は、当然、有感地震になりやすいとは言える)。
 また、地震雲情報でよく見られる気になる点としては、「東方向に地震雲が見られた」などというのがある。ハッキリいうと、放射状雲や震源から吹き出すタイプの震源近郊出現の特定の地震雲以外は、地震雲がどの方面の空に見えたなどは、震源と全然関係がない。中には、「東に見られたら震源は東に在る」と思い込んでいることも多いようだ。もし、その人から見た場合は東であっても、別のところに住む人が同じ雲を見た場合には南に見えたりすることになる。見えた方角に震源があるならばバラバラで、これは完全に矛盾している。見ている人によってアッチコッチの地震と勝ってに結びつけるなら、これはただの思い込みに過ぎない。これらは、地震雲の目撃と地震がたまたま複数回、繰り返し続いて合致した経験に拠っているだけである。
 地震雲観測の重要なポイントは、“地震雲自体の示す方位”である(その方位に震源が在る)。見えている方角(あなたから見て)ではない! この誤解は重視しても、決して重要視過ぎることのない肝心かなめの違いだ!!
 もう一つの誤解は、地震雲が見られたらそこに震源が在ると思い込んでいるもの。これも震源に近いタイプの放射状や吹き出すような種類の場合に限り、たまたま観測地域も揺れることも有り得るが、通常の典型的な地震雲というのは、震源は観測地よりズーと遠いということ。つまり、地震雲の示す指向方位の遙か数百�q、数千�q先の延長方位に在るのだ。しかも、規模大の地震雲ほど、遙か彼方の大震源からの前兆雲である場合が増えてくる。これは地震の規模が大きいほど、前兆エネルギーが強く大きいからに他ならない。地震雲に国内などという限定があろう筈はなく、規模の大きな地震雲ほど当然、海外の外国の大地震という場合が多くなる。


●●疑問? 「先祖供養」を文句に商売する人たち !!●●
 ところで霊能者というと、話はすぐに「先祖供養」のことになる。先祖供養の大切さを説かない霊能者はいないし、不運・不幸の原因に祖霊の障りを上げることも常である。しかし、私は「先祖供養」とは何か?ということについては、どうにも疑問?に感じている人間なのである・・・。
 よく先祖供養は子孫の義務で、先祖供養をしないから祖霊が成仏していないなどという。これが当たり前で常識のように説かれ納得されている。結果、説明を受けた側も先祖供養を怠った自分を責めて恥じることになる。 
 が、しかしだ! 生前、お経のおの字も知らなかった人間にありがたーいお経を聞かせて、そんなもの誰が判るかい? TV番組では、祖霊が成仏せずに障りを起こしているのは「祖霊供養をしない」からだ、といって霊能者が相談者を叱りつける感動のシーンが付き物だが、ちょっと待って欲しい! 成仏できないのは本人のせいだろ。理由はどうあれ、地獄・餓鬼・畜生道行きのカルマを積み、死の間際に昇華する意識状態に無かった本人に原因している(判りやすい例で話している)。霊は本人の意識に在った境涯に自ら住むのだ。成仏できないのは、子供や子孫のせいではない。霊能者たちは、日本人の持つ先祖に対する感謝の念という道徳的/美徳心を利用し、これを商売にしているわけだ。
 仏教まで、すっかり祖霊崇拝教に成り下がっており、僧侶は葬儀と先祖供養を目的でしか接することがない。彼らも檀家たちの先祖供養によるお布施のお陰で食べているわけだ。しかし、ハッキリいっておくが、元々、仏教に先祖供養は関係がない。成仏とは死人に関係はなく、人間が如何にして仏陀という意識境に達するかについてを生きている人間に教えるものであり、仏陀であるゴータマ・シッダッダが自らの経験に基づいて説いたものである。釈尊が亡き後、信徒の願望を吸収する形で序々に、葬儀・埋葬・祖霊供養を仏教教団が担当していった歴史の経緯がある。日本の仏教界など、いつまでも祖霊信仰を中心にしている限りは時代遅れもいいところで、いずれは崩壊の一途だ。

 私は先祖への感謝の念を否定したり、先祖供養をするなといっているのではない。その想いを利用し、商売にしている人たちについての疑問をいっているわけだ。