赤焼け現象と地震
08/05 01:41 44.6N 142.4E 244k 4.5M B 北海道北部(世界版)
08/05 04:54 31.3N 138.1E 385k 4.2M B 伊豆諸島中部の西(世界版)
08/06 01:14 34.0N 135.5E 60k M3.0 和歌山県北部
08/07 01:10 42.0N 142.5E 60k M3.8 北海道南部の浦河沖
08/07 17:55 33.5N 142.2E 33k 4.5M A 伊豆諸島中部の東(世界版)
08/09 01:44 37.4N 141.6E 40k M4.0 福島県沖
08/09 11:14 33.1N 129.6E 10k M3.3 長崎県沖 
08/11 02:11 40.4N 142.2E 50k M3.4 岩手県沖
08/11 07:56 34.7N 137.4E 40k M4.2 愛知県東部/震度3 
08/11 10:12 35.2N 134.5E 10k M2.8 兵庫県南西部
08/11 23:00 34.0N 136.0E 50k M4.3 奈良県地方
08/12 06:55 41.1N 142.6E 40k M5.2 青森県東方沖/震度3 
08/12 18:14 32.8N 140.9E 30k M4.1 八丈島近海
08/12 22:20 36.4N 141.1E 50k M4.0 茨城県沖
08/12 22:37 34.3N 135.6E 70k M4.0 和歌山県北部
 ・・・下記データの全て日本時間・・・
08/04 16:54:23 48.29N 153.20E 166.9 4.6M A 千島列島
08/05 07:40:43 47.27N 142.65E 10.0 4.9M B ロシアのサハリン  
08/07 18:52:27 48.02N 155.29E 33.0 4.9M A 千島列島
08/08 08:59:13 7.81N 82.72W 10.0 6.0M A パナマの南
08/09 22:31:05 16.19S 176.26W 363.9 6.1M A フィジー 


 4日に観測した凄まじい赤焼け現象に対応する結果地震をズーと気にしていたのだが、今のところ、どうもハッキリとしない。滅多に見られないほどの赤焼けがそのまま地震前兆であるならば、まずM5以下とは考えがたいところ。しかしこれという地震は判らなかった。日本時間の7日には一応、パプアニューギニアM5.6、フィジーM5.8があったが、この海域では全く珍しくもなんともない。やや規模が小さいが、以前の相関疑いから脳裏にあった震源としてのマリアナ諸島で確かに11日地震が発生。ただ規模がやや下回りM4.9というもの。近郊震源としては、観測地からも概ね近い場所で、翌未明にM4.5の大深発(08/05 01:41 44.6N 142.4E 244k 4.5M B 北海道北部(世界版))が発生していた。以外とこれが結果地震のようにも思えたのだが、北海道周辺域M4級の深発地震などは常時頻発しているレベルともいえる・・・。
 ということで、それらしき地震はあるが、今回は結果的にどれとは特定が難しい現状。これは案外、更にもっと大規模なものか、赤味が強いレベルでなければ地震前兆ではない、という可能性すらある(例えば、昨年10月10日の夕焼け空と相関疑いの地震、01/10/13 00:02:16 7.0M A マリアナ諸島の南(世界版)など)。
 この異常赤焼けと地震との関係については、赤い月の報告例とも合わせて、震源域の地殻から吹き出す帯電エアロゾルが大気中を覆うことで、波長の短い青系統の光が途中で散乱、空がより赤色化する現象と考えられている。最近では、サイト「関西ナマズ予知研」がこれを取り上げ、7月30日更新の中で詳しく解説している。
 もしこの仮説が正解ならば、震源に近いほど異常赤焼け(地震性夕焼け)が顕著に見られる傾向の筈で、最終的には震源を中心とする半径何�q以内の範囲の現象として見ることが可能だと思われる。尚、実際は大気の流動の問題も含め、かなりの広範囲に及ぶと思う。取りあえずは、今後も顕著な赤焼けについては発生地震のデータを引き続き追っていきたい。