茨城県沖M5.2が発生。 十勝・大樹町方面震源?の断層状雲を観測
2002 06/19 23:43

06/19 18:16 36.3N 141.8E 20k M5.2 茨城県沖


◆◆6月19日(水)夕方、空知支庁・砂川〜滝川市より観測◆◆
 
 午後4時半過ぎ、砂川市から滝川市に向かう途中、形状崩れの断層状雲を確認。断層ラインは南東−北西(方位角134−314度)、当地より十勝・大樹町方面−増毛町方面。北西側は先端が目前にあったが、南東側が山に隠れていてこの断層状も全貌が確認できなかった。形状の印象からは震源が遠そうに見えるが、よく判らない。
 推定としてはM4.2以上で、場合によってはM5以上も有り得る。発生は一週間程度、一応、26日以内まで。


 野暮用で夕方から車で滝川市へと出向いた。途中、空知太の空知川沿いから断層状雲を観測撮影した。最初は大したモノではないと無視していたが、M5以上の場合も有り得るのでレポートした。
 明日は札幌市の古代エジプト展を見に行く予定。しかしその前にと、車をいつものスタンドに入れて燃料補給にオイル交換。店内で待っていたところ、ワイパーの劣化を指摘され交換を持ちかけられた。確かに気になっていたところだったので快く依頼したところ、なんと本体ごと交換。五千円近くの請求。うーん、ゴムだけ替えれば済むものを、コノ巫山戯るなぁと一喝。そうしたらなんと、ゴムは用意してないのだという。呆れてしまうが、こっちには冗談じゃないので取り止めた。帰りに車部品店で購入したところが案の定、1300円程度で済んだ。
 スタンドで待機中に携帯電話が鳴った。千葉の鹿嶋氏からだった。茨城沖にてM5.2が発生。今、TVでテロップが流れているところだという。直前には画面に走るノイズが顕著で、発生後も少々見られる。茨城沖のこのレベルの地震ではよくある現象とのことだった。
 帰宅途中の夜8時半頃、仰角の高い上空の月に光冠現象。北海道近郊、東北〜千島のどこかで、M4以上の有感地震が迫っているのかも。

 某地震雲サイトでは、14日の茨城県南部の地震ではエネルギーの解放は不十分という見解があったが、それを裏付けるかのように16日に茨城県沖M4.7、茨城県北部でM3.8、そして再び本日の地震があった。ただ不十分とは実際にどの位を意味するのか、一体どの程度の発生規模なのか。できればもっと具体的な予測を公開して欲しいと正直に思う。
 私がそのような不満をここに強く抱くのは、このサイトは毎度のこと、全国のほぼ全域を青丸・赤丸で囲むという意味不明の震源予測図を掲示し、その結果の地震の有無にも殆ど触れもしない。地震雲観測サイトでありながら、日々の観測レポートは殆ど非公開。予測の根拠を一切示さず、全国全域という理解不能な予測だけが公開されている。謎は深まるばかり・・・。これは、知りたければ本を買え、ということなのかなぁ。