マスコミも報道、見事な大型の断層状地震雲が出現! 地震に要注意 !!
12/12 01:45 34.0N 135.6E 20k M3.6 和歌山県北部
12/12 02:56 31.6N 137.5E 26k 5.0M B 伊豆諸島の南西(世界版)
12/12 20:32 28.4N 129.4E 30k M3.4 奄美大島近海
12/12 20:33 34.0N 135.7E 20k M3.0 奈良県地方  


 12日は朝から大変な地震雲が出現していたようだ。東海アマの岩瀬氏によれば規模はM5〜M7で、震源地は若狭・山陰方面〜京都府丹後地方−山梨・相模方面とのこと。福岡からのライブカメラ静止画像にも捕らえられ、なんとラジオ放送やJNNニュースでも話題になったという。東海アマサイトの掲示板、「12日11時、宗像市の安田さん」からの投稿ではそのライブ静止画像の見事な断層状雲が見られるので是非、ご覧頂きたい。

 このような明瞭で大規模な断層状雲の出現が話題になった時には、決まって気圧や気流の関係、気団と前線の影響などといった気象現象だとの意見が見られる。当然といえばそれまでだが、しかし、このような場合、結果的には明らかな地震雲としての発生地震が見られることが殆どである。それは地震雲に見る震源(震央)方位の測定が正確であるほどに疑いの余地の無い結果を見る。猫魚氏のような高レベルの精度で測定できれば、結果は歴然とする。
 気象の知識に多少なりに長けている者は、これが気象現象で説明ができる全く何でも無いモノであるから地震前兆などではないという。しかし、私たちの観点からすれば、地震前兆は大気にも影響を及ぼすものであり、逆に気象現象の変化はそのまま地震のトリガーとしても働いているという疑いを持つ。地殻の破壊現象、マイクロクラックによる圧電効果などは、地震雲を形成する可能性の疑いが持たれるものであり、また気圧の変動もそのまま地殻に刺激を与えている。地殻と気象は互いに密接な関係にあるのである。私たちは雲の持つ形状と震央を示す性質から、その結果である発生地震データと対比することで雲と地震の否定できない関係を指摘しているのである。にも拘わらず気象学の立場からは、地震データとの比較も無しに一方的に無関係を決め付け、有り得ないことだというのである。何故、彼らは、多くの人命と悲劇を軽減できるこの可能性について、真面目に追及する姿勢を見せないのだろうか、全く持って不思議でならない。
 今月、PISCOのツリー掲示板では、私のことも取り上げ地震雲の是非と信憑性について活発な意見の投稿が続いた。これについては、幾つかこちらからも述べたい点や答えたい欲求もままあるが、取り合えず真面目に関心を持って議論の場に「地震雲」が上がっていることは大歓迎である。逆に冷やかな罵声や無視ほど寂しいものはない。(尚、これらの話題に付随するものとして、クリスタル編集「投稿記録」があります。)

 今回のこの地震雲と関係があるかどうかは判らないが、前兆掲示板には東京品川区在住、43年来で初めてだという家電製品の異常レポートが投稿されている。そして再び、福岡VLF帯データ観測のトチロー氏からは、9日奄美大島M6.1に続いての10日〜11日以降のデータ波形異常を指摘、イエロー・アラートで警報を発令している。次の15日新月、金環食大トリガーが怪しい。これは要注意!! 

 こちら当地では気温が急激に上がり、路面の雪が一気に溶け出した。怪しい電波時計も平穏そのもの、フル受信が続いている。空やその他、特に前兆らしきものは観測していない。ただ急激な気圧と気温の変化、上昇は地殻を強く刺激すると思われる。