5日観測の帯雲の結果 北海道の北西遠沖でM5級の大深発地震が発生!
09/11 05:53 44.8N 138.4E 280k 5.4M A 北海道の北西遠沖(世界版)
09/11 08:47 42.2N 142.4E 40k M3.9 北海道南部の浦河沖


 5日の日没時に観測した帯雲の結果と思われる地震、北海道北西遠沖でM5.4の大深発地震があった。当サイト掲示板(09/01 09:10 投稿)のわんど氏からの報告、石狩湾の北上、北海道北西部付近に見られるひまわり画像からのレポートもこの地震と関係がありそうに思える。またその前日(08/30 15:45 投稿)には、GPSに見る地殻変動データからこの付近の地震がもっとあって然るべきだとの指摘もあった。
 10日、大阪付近からのセピア色に染まった空について紹介したが、兵庫県のKS氏も黄金色の空の画像を掲載している。これらは台風の通過に伴う現象と思われ、低気圧の雨天が続く当地からもこの日の夕暮れ時には結構、不気味な薄赤紫の空が見られた。しかし、私はこのような気象条件は地震性の前兆にも反応しやすい疑いを可能性として考えている。防災意識の向上にも役立つならば、空の様子に注意を向けることに越したことはない。
 大分県臼杵市の観測者、城間氏からは11日の夕方の空、南−北ラインの気になる二分割状的な宏観の画像を紹介されている。

■■9月5日(水)日没観測の該当地震が発生 !!■■
▲09/11 05:53 44.8N 138.4E 280k 5.4M A 北海道の北西遠沖(世界版)
 『午後7時半過ぎ、砂川市の上空に地震性を疑う帯状の形態を目撃。帯雲の断層ラインの方位は、北西−南東(315−135度)で留萌沖方面−広尾町方面。断層面の乱れ具合からは遠方震源が疑わしく、規模はM5以上は確実。これは1日観測の325−145度ラインとも近しく、2日に南極近くの太平洋震源で発生したM6.2の余震なのかも知れないが、後は結果を見なければ何とも云えない。発生は直前型を疑うが、一応、9月11日以内まで。南北ラインの赤色帯雲も覗いていたが、こちらは把握できなかった。』
(2001 09/05 22:52 更新)
――結果考察――
 北西の留萌沖方面、方位角315度ライン上ピタリの大深発地震だった。規模の推定も妥当なもの。

★Crystalからのお知らせ!  
 「イベント情報」ページの月齢トリガー日などの天象情報を更新しました。