日暈、鉤状雲、椋平虹を観測! “東海地方地殻変動異変”/地震予知連の臨時会合 !!
――修正――
01/07/26 09:21:37 39.08N 24.33E 10.0 6.5M A ギリシアのエーゲ海(日本時間)


 27日は、富良野・十勝岳方面へと出向き、ピークを過ぎたラベンダーと各種の素晴らしい花畑を観賞、十勝岳の吹上げ温泉から白金温泉へ出向いた。近いながら初めて入った大雪山白金観光ホテルの露天風呂、360トンもの富良野石の巨石をふんだんに使った岩風呂は実にダイナミック、塩化物硫酸塩泉の天然源泉の湯加減も良く、えらく気に入った! 
 こんなに良いなら、もっと早くに来てみるべきだったと悔やまれる。
(リンク画像「gonnta's北海道アウトドア情報」)

 北海道の観光紹介はこの辺にして、本題の空の様子について報告したい(笑)。
 前日の様子から心配された天候は、朝から好天に恵まれた。出発前の午前11時頃、奈井江町から見る天頂近くに上った太陽の周囲に約1/4周程の日暈を確認、撮影した。青空の中、鮮明な虹色の彩色が確認できたが日暈レベルの類いと判断、この後の天候崩れが予想された。たぶんに北海道近郊での地震も近づいている疑いが持たれる。
 昼過ぎに見た富良野上空の様子としては、まずは典型的な飛行機雲。飛行機の後に一筋の見事な飛行機雲が尾を引いた。その他としては、巻雲と久しぶりに見るまともな鉤状雲の群れの類いが目立った程度で、海域の深発地震の前兆雲(目視では道東方面へと指向)かもしれない。午後を廻って2時、3時頃となると、かなり怪しい雲が広がってきて、十勝岳はすっかり雨雲に覆われる始末。
 具体的に予測の立つ宏観ではなかったが、空を覆う層雲には地震性を疑う反応が見え、午後4時半頃は見事な天使の梯子状。帰宅途中の午後5時半頃、太陽の左側に典型的な縦型椋平虹(上部ラテリアルアークの一つ)が出ているのに気付いた。しかし、目視でさえも確認がやっとで、連れの者は結局、最後まで判らず終い。とてもデジカメでさえも撮影は無理というシロモノ(虹)だった。たぶんに29日一杯には、北海道の周辺域の何れかでM4超の地震がありそう。

 前兆掲示板では、27日未明、流星軍(横浜市金沢区)さんによる耳鳴りとカラスからの予測、関東周辺M4.5〜5の地震が解放寸前であるとの投稿があったが、26日には東京千代田区から猫の様子の異変についての投稿もあった。鹿嶋氏の白帯観測レポート、千葉方面のM5前兆の結果も判然としないままで、やはり関東一帯では注意が必要だろう。
 どうも26日朝の八丈島近海を最後に有感地震が止まっている状況で、すでに43H以上となる。これは荒らしの前の「静けさ現象」を疑うもので、この後の半月トリガー発生地震は要注意。気になる情報として、KS氏が繰り返し椋平虹を目撃している模様。
 尚、エーゲ海の地震データは6.3M→6.5Mへと規模修正。


『◎「危険示す減速データ」=東海の地殻変動で地震予知連
時事通信社 7月27日20時49分
 国土地理院の全地球測位システム(GPS)観測で東海地域の一部に地殻変動の減速がみられたことを受け、政府の地震予知連絡会は27日、臨時に「強化地域部会」を開き、地殻変動の減速が「東海地震の発生という点からは危険な方向に作用するデータである」との意見で一致した。しかし「地震発生直前の予兆」とする見方はどの委員からも示されなかった。』
――――――――[時事通信社]より転載
http://www.excite.co.jp/News/searched_story/?nd=20010727204900nc=X606

『2001年7月27日(金) 21時15分
<地震予知連>東海地方地殻変動異変 地震に短期的には直結せず(毎日新聞)
 東海地方の地殻変動に異変が観測された問題で、地震予知連絡会(大竹政和会長)の強化地域部会は27日、臨時会合を開いた。データを検討した結果、(1)陸のプレート(岩板)と、そこへ潜り込むフィリピン海プレートの境界で、両者がゆっくり滑る「ぬるぬる地震」と似た動きがある(2)東海地震につながる可能性は、短期的にはない、との見方で一致した。しかし、東海地震との長期的な関連については見解が分かれ、今後さらに検討を進めることになった。
 異変は、国土地理院(茨城県つくば市)がGPS(全地球測位システム)でとらえた。北西へ動くはずの地殻が、静岡県西部から名古屋市にかけて逆方向へずれるような動きを見せた。
 同院は、ぬるぬる地震とした場合に予想される地殻の変動値を試算。観測値とほぼ一致し、部会でも、その可能性を指摘する声が大勢を占めた。
 部会では東海地震との関連について「長期間に及ぶ非常に小さい地殻の変動なので、緊迫度の高い前兆にはならない」との結論に落ち着いた。
 部会長の島崎邦彦・東大地震研教授は「もともとプレートのかみ合いが弱い場所なので、ぬるぬる地震は不自然な動きではない。しかし滑りが加速したり、東側の想定震源域に波及すれば新たな検討が必要になる」と話している。
 また、大竹会長は「極めて小さいものの、東海地震にとって不利な方向への変化が起きたことは間違いない」と、慎重な見方を示した。 【元村 有希子】 ( 2001-07-27-20:57 ) 』
――――――――[毎日新聞7月27日]より転載
http://news.yahoo.co.jp/headlines/mai/010727/dom/21150000_maidomm087.html