焦点は、伊豆諸島大島付近と、銭洲海嶺、それに若狭沖である!
00/08/07 23:33:56 6.93S 123.51E 647.0 6.4Mb A バンダ海(スラウェシの南)
 (日本時間) 


 5日朝のサハリンM7.2は下方修正されたのか、M6.7という情報がでてきている。
 結果的には雲の印象によるM6超級という予測規模がそのまま正解だったようだ。それにしても深度が10�qと浅かったこともあり、約2万人もの被災者がでているとは凄い。ネット上の数値だけでM幾らなどと情報のやり取りをしていると、それか゛実際どの程度の破壊力なのか感覚が呆けてきてしまう。簡単に数字でM6だなどといっても、発生してみると大変なものだと改めて実感する。やはり地震は発生することでその恐ろしさを明確に教えてくれる。

 他の掲示板では、今回出現した飛行機雲形状タイプの雲が実際の航空機によるものか、それとも地震雲かで議論している。議論の対象らしい画像を見たところでは、個人的には「地震雲だとすぐに判る」が実際のその空(雲)を見ていないので明言しない。
 今回の3本雲でも一筋の長い雲でもいいが、とかく全てを航空機に依るに違いないと決めつける人もいる。
 しかし私自身は、かなりの低空を地平線から地平線へとまるで飛行機が飛んでいるかと錯覚するほどのスピードで延びていった一筋の綱状筋雲を複数人で目撃したことがある。地表から数十メートル〜せいぜい200メートル程度にしか見えない低空だった。しかし不思議なことにその延びていく雲の先端には物体は何もなかったのである。
 これは昨年の7月だったと思うが、当時はまだ地震雲についての理解が浅くこの雲の該当地震は不明のまま。けれども私はまるで自分の意志を持つごとく、僅か20秒ほどで地平線から飛んできて頭上を越えていった一筋の雲を目撃したのだ。岩瀬氏によれば、航空機による飛行機雲でさえ地震性の反応であると主張される。その可能性も否定できないと思っている。それはその時、廻りの空の状況で判る。
 青松氏の最新更新では、衛星画像が捕らえた三本もの長大な帯雲(または飛行機状)を紹介している。私もこれが地震性であると思うのだが、関心お持ちの方は是非ご覧頂きたいと思う。

 更にもう一つの議論が起こっている。
宏観現象報告をもっと客観的なものとすべく、グラフや数値化に努めるべきということのようだ。議論の相手方は、数値化すればいいというものではないし、数値化が困難なものもあると反論。
 このどちらももっともであり、そう感情的になることもないものと思う。計器測定に拠らない部分は観測者の認識如何であり、それ自体がそもそも主観的性質のものなのだ。人間の感情や感覚は計器測定しない限り数値化は出来ない。それでもその困難の中、ある部分においては数値化による表現努力は続けられるべきものとは私も認める。
 すでに幾つかのサイト上や個人では、鳥類の鳴声・鳴き方の状況や、ナマズの暴れ具合などを「レベル5」などと分類、表現する試みが始まっている。議論中の指摘、空の赤焼け程度を適切なカラー・チャートで示すというアイデアなどはとても良い意見だと思う。


『★ 7日夕方、追記、岩沼の前兆観測ネット、
JK7BPF中津氏からレポート転載
{いつもご苦労様です。先ほど小林さんに問い合わせたところ、渡辺さんから地電流のデータが来てたそうです。8月5日に80mV、6日には約45mV程出ていたそうです。尚、こちらでは異常夕焼けは観測されませんでした。10mFMも入感せず。15mでは7の青森三戸郡、他に2の浜松市や3〜6エリアが聞こえてました。}
 これが意味するものは、3日後の8日頃、M6級発生の可能性、9日にM5級発生の可能性、南海トラフ<8級地震の数日以内発生が考えにくいことを示すデータ。
★ 8日朝、南西諸島に停滞する台風の影響が顕著になってきた。曇天で蒸し暑い。気圧が下がると、地震エネルギーの解放には抑圧的に作用することが分かっている。豪雨も同じ。伊豆諸島の群発地震が一時的に沈静化してい・2フも、そうした理由からだろう。しかし、前兆自体は極めて深刻で、台風通過後、気圧が上昇するとともに、地盤を押し下げ、それを引き金として貯まったエネルギーを解放することになる。1気圧の圧力は10mの水深圧力に等しい。一般的な台風の気圧変動は50hPa程度が普通だが、これは50センチの水圧変動であり、地殻全体にかかる圧力がどれほど巨大になるか想像できるだろう。気圧変動は、月齢による潮汐変動とともに、地殻に対して強力な影響力をもつのだ。
 朝、東方の光線が黄色みを帯びているが、全般に気象雲が多い。雲底高度はやや高い。エネルギーの解放は気圧上昇時になるだろう。焦点は、伊豆諸島大島付近と、銭洲海嶺、それに若狭沖である。今朝、アクアリウムの異変は、やや収まっている。アマ無線は極めて静か。耳鳴りも少ない。パソコンに誤動作が多くなっている。』
――――――――――――[東海アマ地震予知研究会]より転載

『★ 8日朝、豊橋のビビさんより
はじめまして、岩瀬さんのHPを見るようになって1ヶ月くらいが経ちます。地震はなんとか避けたいのですが、どのようにしたらよいのかよくわかりません。
 ・・・・・略・・・・・。何かこうなったら危険だというのがあったら教えてください。読みずらい文章ですみませんでした。  豊橋市/ピピ

(筆者より、1ヶ月以内に東海地震が発生し、豊橋市内は震度7になると考えています。山岳地帯に逃げても道路が寸断されます。沿岸部では、石油ガスタンクの炎上が予想され、新幹線は時速250キロで住宅街に突入します。そうした想定で準備してください)』
――――――――[東海アマ地震予知研究会(掲示板)]より転載


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