2000 04/17 23:44
Category : 日記
先月は『週刊大衆』で東海大地震の危険性、観測史上初めての異変についてが紹介された。
東海空白域と呼ばれる海域の「駿河湾」において、定期解放されるべく日常の小規模地震が昨年8月を境に急減。これは「静穏化現象」と呼ばれる重要な地震前兆。つまりエネルギーが蓄積されていることを意味しており、後は大解放されるのみ。
この東海地震の恐ろしさは、プレート地震のM8級が内陸に極めて隣接した場所で発生し、被害も直下型とは異なり広範囲に及ぶことである(プレート地震は活断層直下型よりエネルギーの規模は格段にでかいのだが、多くの場合は内陸から遠く離れた海域で発生する為、被害がほとんど無い。ところがこの日本の東海地震は、そのプレート境界線が東海地方内陸にまで及んでいる)。
このM8級の恐ろしさは想像を絶しており、阪神大震災、昨年のトルコ、台湾の地震の規模など問題とならないといわれている。M8なら阪神大震災の最低10倍以上の地震エネルギーだ。
今ここに東海地震の想定データはないが、東海地震を引き起こす駿河トラフの隣、相模トラフによる関東方面のM8クラスが発生した場合。国土庁の広報担当によれば、その悲劇は死者5万5.000人、重軽傷者500万人。78年東京都の防災会議による被害想定では焼死者56万人。家屋倒壊・交通事故・津波などの被害を含めると、その死者は実に100万人を越えそうなのだという。次回は有珠山と大地震との関係について紹介したい。
東海空白域と呼ばれる海域の「駿河湾」において、定期解放されるべく日常の小規模地震が昨年8月を境に急減。これは「静穏化現象」と呼ばれる重要な地震前兆。つまりエネルギーが蓄積されていることを意味しており、後は大解放されるのみ。
この東海地震の恐ろしさは、プレート地震のM8級が内陸に極めて隣接した場所で発生し、被害も直下型とは異なり広範囲に及ぶことである(プレート地震は活断層直下型よりエネルギーの規模は格段にでかいのだが、多くの場合は内陸から遠く離れた海域で発生する為、被害がほとんど無い。ところがこの日本の東海地震は、そのプレート境界線が東海地方内陸にまで及んでいる)。
このM8級の恐ろしさは想像を絶しており、阪神大震災、昨年のトルコ、台湾の地震の規模など問題とならないといわれている。M8なら阪神大震災の最低10倍以上の地震エネルギーだ。
今ここに東海地震の想定データはないが、東海地震を引き起こす駿河トラフの隣、相模トラフによる関東方面のM8クラスが発生した場合。国土庁の広報担当によれば、その悲劇は死者5万5.000人、重軽傷者500万人。78年東京都の防災会議による被害想定では焼死者56万人。家屋倒壊・交通事故・津波などの被害を含めると、その死者は実に100万人を越えそうなのだという。次回は有珠山と大地震との関係について紹介したい。